薬剤師の盲点!?「半錠」にできる薬とできない薬

更新日: 2026年2月19日 児島 悠史

デュタステリドの錠剤は、半錠にできる?できない?

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☞この記事でわかること
  • 「デュタステリド」の錠剤を“半錠”にして良いかどうか
  • 女性薬剤師が「デュタステリド」を扱う際に注意した方が良いこと

「デュタステリド」の錠剤は、半分に割っても良いか?~半錠の可否の判断

「デュタステリド」の内服薬は、先発医薬品はカプセル剤(例:アボルブカプセル、ザガーロカプセル)ですが、ジェネリック(後発)医薬品には錠剤のものがあります。

ジェネリック医薬品にAV(アボルブ)とZA(ザガーロ)の2種類あるのは、前立腺肥大症の治療に用いる「アボルブカプセル」のジェネリック医薬品が「デュタステリド錠0.5mgAV」で、男性型脱毛症の治療に用いる「ザガーロカプセル」のジェネリック医薬品が「デュタステリド錠0.5mgZA」だ、という適応症の違いであって、有効成分はどちらも同じです。

剤型 製剤
カプセル ザガーロカプセル、アボルブカプセル、(後)デュタステリドカプセル0.5mgAV「〇〇」
(後)デュタステリド錠0.1mgZA「〇〇」、(後)デュタステリド錠0.5mgZA「〇〇」

この「デュタステリド」の錠剤は、基本的に半分に割る“半錠”は避ける必要があります1)

これは、有効成分の「デュタステリド」そのものに経皮吸収される性質がある1)ため、不用意に錠剤を半分に割ったり、粉砕したりといった加工を行うと、患者本人だけでなく同居家族がうっかり薬に触れてその影響を受けてしまう恐れがあるからです。

「デュタステリド」の曝露で、どんな影響を受ける恐れがある?

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

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