1. 薬剤師トップ
  2. 薬剤師コラム・特集
  3. 薬剤師の盲点!?「半錠」にできる薬とできない薬
  4. タケルダ配合錠は分割NG!割線に見える「100/15」の謎

薬剤師の盲点!?「半錠」にできる薬とできない薬

更新日: 2026年9月16日 児島 悠史

タケルダ配合錠は分割NG?刻印線の正体と割ってはいけない理由

薬剤師の盲点!?「半錠」にできる薬とできない薬のメイン画像
☞この記事に登場する主な薬剤
  • タケルダ配合錠(アスピリン / ランソプラゾール)
  • キャブピリン配合錠(アスピリン / ボノプラザンフマル酸塩)

☞この記事でわかること
  • 「タケルダ配合錠(アスピリン・ランソプラゾール配合剤)」は、半分に割って使って良いか
  • 「タケルダ配合錠」の表面にある直線は“割線”ではないのか
  • 「キャブピリン配合錠(アスピリン・ボノプラザンフマル酸塩配合剤)」では、粉砕の可否はどうなっているか

「タケルダ配合錠(アスピリン・ランソプラゾール配合剤)」の表面にある直線は“割線”なのか?

「タケルダ配合錠(アスピリン・ランソプラゾール配合剤)」は、抗血小板薬の「アスピリン」100mgと、プロトンポンプ阻害薬(PPI)の「ランソプラゾール」15mgを配合した薬です。

錠剤の片面には「100/15」と刻印されており、この「100」と「15」の間にある線が、ちょうど錠剤の真ん中に通っていることから、ぱっと見ではこれが“割線”のようにも見えます。

タケルダ配合錠は分割NG?刻印線の正体と割ってはいけない理由の画像1

「タケルダ配合錠(アスピリン・ランソプラゾール配合剤)」の性状

一般的に、“割線”のついている錠剤は半分に割って服用することができる(☞例外:テオドール錠)ため、この線を見て「タケルダ配合錠」も半分に割ることができる、と判断されてしまうケースがあります。

しかし、この直線はアスピリン100mgとランソプラゾール15 mgの含量を示す表示「100/15」の一部であり、“割線”ではないため、この線に沿って半分に分割して良い、ということを意味しません。

患者さんの中には、“割線”についてインターネットやSNSで聞きかじった情報をもとに、「錠剤の真ん中に線があれば、その錠剤は割ってもOK」という、非常に大雑把な認識をしている方がおられます。「タケルダ配合錠」では、「錠剤の線に沿って割ってもOK」と考えないよう、しっかり注意喚起をしておく必要があります。

「タケルダ配合錠(アスピリン・ランソプラゾール配合剤)」を半分に割ると、どんなことが起こるのか

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

あなたに直接非公開求人、オファーが届く!薬キャリスカウト
児島 悠史の画像

児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

キーワード一覧

薬剤師の盲点!?「半錠」にできる薬とできない薬

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

28万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

キャリア 禁忌 医薬品情報・DI 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 医療過誤・ヒヤリハット 薬局経営 年収・待遇 OTC類似薬