ママ薬剤師が幸せな職場ってどんな職場?

薬剤師専任コンサルタントは、年間を通じてさまざまな薬剤師と接します。これまで、多くの薬剤師のキャリアに関する悩みや不安に寄り添ってきたベテランコンサルタントだからこそ見えてくる、働く薬剤師のためのヒントをご紹介します。
コンサルタント紹介

薬剤師キャリア事業部
人材紹介グループ
小川和晃さん
2010年エムスリーキャリア株式会社入社。薬剤師専任コンサルタントとして、これまで1,200人以上の薬剤師のキャリアをサポートしてきた。現在は薬剤師キャリア事業部紹介グループのリーダーを務める。
復職を目指すママ薬剤師が抱える不安とは?
女性が6割を占める薬剤師業界。仕事と家庭を両立して働く女性薬剤師も多いですよね。
はい。育休を経て復職したり、子どもが小学校にあがるタイミングで数年のブランクを経て復職したり、育児をしながら働く「ママ薬剤師」は非常に多いです。
ママ薬剤師はどのような働き方を希望する方が多いのでしょうか。
雇用形態では、比較的時間の都合のつくパートや派遣での就業を希望する方が多いです。
ママ薬剤師のなかには「薬剤師」として働くことにブランクのある方もいます。一定期間、職場から離れると働くことに対して不安感を覚える方もいます。そのような不安を解消するために、復職の際は、ご自分がどのような勤務環境を求めているのかをコンサルタントとともに一旦整理するのがおすすめです。
ママ薬剤師にとっての働きやすさとは?
ママ薬剤師の求めるニーズにはどのようなものがあるのでしょうか。
ママ薬剤師が職場に求めるニーズは三つあります。
一つ目は、勤務時間です。パートで希望される方が多いのは午前9時から午後5時の勤務ですね。パートは基本的に残業がないため、子どもの保育園のお迎えや夕食の支度の時間を考慮して、勤務時間を設定するとよいです。
二つ目は、通勤のしやすさです。たとえば、電車で3駅離れた職場よりも、自転車で通勤できる職場を選ぶなど、通勤時間の短さは重要なポイントです。また、お子さんが通う保育園や幼稚園との距離を考慮して選ぶ方も多いですね。
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