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薬剤師のためのヒヤリハット事例集

更新日: 2024年11月15日 薬剤師コラム編集部

ヒヤリハット事例 レルミナ錠を疑義照会により「食前投与」に変更した理由は?

ヒヤリハット事例「食後と絶食下投与」の選択メインの画像1

病院・薬局で日々発生するヒヤリハットは、放置して積み重なると大きな事故につながりかねません。患者さんへ安全な医療を提供するためにも、ヒヤリハット事例を共有し、疑義照会や服薬指導に役立てられるよう、薬剤師さんの視点で丁寧に解説します。
今回は、子宮筋腫による過多月経、下腹痛、腰痛、貧血の諸症状を改善する薬剤・レルミナ錠の用法、服用開始日についての事例を見ていきます。

☆皆さんの身近で起きた事例も募集中です。報告は記事下部のアンケートからお願いします☆

事例

対象の薬 レルミナ錠40mg
医師の指示 レルミナ錠40mg 1日1回1錠 
昼食後(服用開始日の指示なし)

事例の詳細 処方箋記載が添付文書と違うので疑義照会

婦人科を受診された患者さんがレルミナ錠40mg 1日1回1錠の処方箋を持って来局されました。昼食後薬として処方されていたので、添付文書で用法を確認しました。

薬剤の添付文書に記載された用法は1日1回食前投与となっており、食後投与は絶食下投与と比較してCmaxおよびAUC120が低下すると記載されていました。

処方箋の昼食後薬という記載が気になったため、患者さんに初回投与であるかを確認しました。初めての薬という回答だったので、服用開始日の指定が無いのも不安に思いました。

そこで処方医へ疑義照会を行ったところ、用法が昼食前に変更になり、月経周期1~5日目から服用を開始するように指示を受けました。

薬剤師の対応 疑義照会で用法が変更

Point 1
添付文書の用法で、1日1回食前投与、食後投与は絶食下投与と比較してCmaxおよびAUC120が低下することを確認しました


Point 2
レルミナ錠40mgは初回投与でしたが、服用開始日の指示はありませんでした


Point 3

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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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