「妊娠中に投与禁忌の薬剤」ヒヤリ・ハット事例
病院・薬局で日々発生するヒヤリ・ハットは、放置して積み重なると大きな事故につながりかねません。患者さんへ安全な医療を提供するためにも、ヒヤリ・ハット事例を共有し、疑義照会や服薬指導に役立てられるよう、薬剤師さんの視点で丁寧に解説していきます。
☆皆さんの身近で起きた事例も募集中です。報告は記事下部のアンケートからお願いします。☆
事例
対象の薬 | ロキソニンテープ50mg |
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医師の指示 | モーラステープ20mg |
事例の詳細
妊娠前から腰痛があり、妊娠9か月の患者さんが処方されたモーラステープ20mgを使用していました。
次の診察時に患者さんは、継続的に使用したいと考えモーラステープ20mgの処方を希望し、医師が処方した事例です。
薬剤師が添付文書を確認したところ、妊婦後期の女性に対し投与禁忌であることに気づき、疑義照会を行いました。その結果、代替え薬としてロキソニンテープ50mgに変更となりました。
薬剤師の対応
Point 1
妊娠9か月の患者さんが受診し、医師にモーラステープ20mgを希望し処方されました。
Point 2
妊娠後期である患者さんには投与禁忌のため、薬剤師が疑義照会行いました。
Point 3…