OTC医薬品「メンソレータムフレディCC膣錠」の購入頻度に履歴が役立った
- OTC医薬品における購入履歴の重要さ
- 個人管理表が再発防止策になる
- メンソレータムフレディCC膣錠の販売について
病院・薬局で日々発生するヒヤリハットは、放置して積み重なると大きな事故につながりかねません。患者さんへ安全な医療を提供するためにも、ヒヤリハット事例を共有し、疑義照会や服薬指導に役立てられるよう、薬剤師さんの視点で丁寧に解説していきます。
今回は、膣カンジダの再発治療薬「メンソレータムフレディCC膣錠」を薬局で求める患者さんの頻度に気づいた事例です。
事例
対象の薬 | メンソレータムフレディCC膣錠 |
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事例の詳細
最近よく来局している方が、メンソレータムフレディCC膣錠を購入しに訪れました。
念のため購入履歴を確認したところ、以前にも同じ薬剤を販売していたことに気づき、購入歴から頻回に購入していることが分かりました。
また前回のメンソレータムフレディCC膣錠の購入から6か月を経過していませんでした。
そのため薬剤師は、添付文書内に記載されている「膣カンジダの再発を繰り返している人」に該当すると判断し、薬剤を販売せずに医療機関の受診を促した事例です。
薬剤師の対応 購入履歴があった患者に気づき、医療機関の受診を促す
Point 1
購入を希望している来局者に対し、薬剤師が以前にも販売したことに気づきました。
Point 2
薬局内の販売記録を確認。頻回に購入歴があり、かつ前回購入から6か月経っていないことが発覚しました。
Point 3
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