1. 薬剤師トップ
  2. 薬剤師コラム・特集
  3. 薬剤師のためのヒヤリハット事例集
  4. 「禁忌薬剤の疑義照会」ヒヤリハット事例

薬剤師のためのヒヤリハット事例集

更新日: 2024年11月22日 薬剤師コラム編集部

かかりつけ薬局でエピスタ錠の禁忌に気づき疑義照会のヒヤリハット事例

かかりつけ薬局でエピスタ錠の禁忌に気づき疑義照会のヒヤリハット事例の画像1
この記事でわかること
  • 患者さんの服薬歴は要確認
  • かかりつけ薬局、お薬手帳、患者さんとのコミュニケーションの大切さ
  • エピスタ錠の禁忌事項

病院・薬局で日々発生するヒヤリハットは、放置して積み重なると大きな事故につながりかねません。患者さんへ安全な医療を提供するためにも、ヒヤリハット事例を共有し、疑義照会や服薬指導に役立てられるよう、薬剤師さんの視点で丁寧に解説していきます。
今回は、静脈血栓塞栓症でエリキュース錠を処方されていた患者さんに、禁忌事項のあるエピスタ錠が処方された事例を見ていきましょう。

☆皆さんの身近で起きた事例も募集中です。報告は記事下部のアンケートからお願いします。☆

事例

対象の薬 エリキュース錠
医師の指示 エビスタ錠60mg

事例の詳細 エリキュース錠服用中の患者さんにエピスタ錠を処方!?

整形外科に通院している患者さんのヒヤリハット事例です。深部静脈血栓症の治療や再発抑制のためエリキュース錠を服用していた患者さんに、エビスタ錠60mgが処方されました。
患者さんは、複数の病院の整形外科、循環器内科、内科に通院し、受診した際にエリキュース錠を服用していることを医師に伝えていませんでした。
薬局では抗凝固薬が処方された際、薬剤の適応症に関する情報を患者さんから聴き取り、既往歴に記録していました。
そのため患者さんに禁忌である薬剤の確認し処方医に疑義照会を行った結果、薬剤が削除になった事例です。

薬剤師の対応 禁忌例として医師に疑義照会

Point 1
薬剤師はエリキュース錠が深部静脈血栓症の治療や再発抑制を目的とした処方であることを把握していました


Point 2
エビスタ錠60mgは、深部静脈血栓症のある患者には禁忌であることを確認しました


または

m3.com会員登録いただくと、医療ニュースや全てのコラム記事が読み放題&ポイントが貯まる

新規会員登録(無料)

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

薬剤師のためのヒヤリハット事例集

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

禁忌 医薬品情報・DI 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 医療過誤・ヒヤリハット 薬局経営 マンガ 医療クイズ 選定療養