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薬剤師のためのヒヤリハット事例集

更新日: 2024年11月24日 薬剤師コラム編集部

処方医がタケルダ配合錠・タケキャブ錠などの名称類似薬を取り違え

処方医がタケルダ配合錠・タケキャブ錠などの名称類似薬を取り違えの画像1
この記事でわかること
  • 患者さんへの聴取の重要さ
  • 処方医への疑義照会という基本
  • タケルダ、タケキャブなど、薬の類似名称

病院・薬局で日々発生するヒヤリハットは、放置して積み重なると大きな事故につながりかねません。患者さんへ安全な医療を提供するためにも、ヒヤリハット事例を共有し、疑義照会や服薬指導に役立てられるよう、薬剤師さんの視点で丁寧に解説していきます。
今回は、処方医による、似た薬の名称の取り違え例をお届けします。

☆皆さんの身近で起きた事例も募集中です。報告は記事下部のアンケートからお願いします。☆

事例

対象の薬 タケルダ配合錠
医師の指示 タケキャブ錠10mg

事例の詳細 患者は処方医から薬の変更を聞いていなかった

以前より来局されている腹部大動脈瘤手術後の患者さんに、今回継続処方されていたタケルダ配合錠ではなく、タケキャブ錠10mgが処方されました。
疑問に思い患者さんに確認したところ、患者さんは処方医から薬剤の変更について説明されていませんでした。
そのため、処方医に今回よりタケキャブ錠10mgへ変更で良いか疑義照会を行ったところ、名称が類似しているタケキャブ錠を処方したことがわかり、その結果、前回までと同じタケルダ配合錠へ変更になりました。

薬剤師の対応 患者さんに継続処方を聴取し、疑義照会

Point 1
タケルダ配合錠が継続処方されていた患者さんに、タケルダ配合錠ではなくタケキャブ錠10mgが処方されました


Point 2
患者さんから処方医による薬剤の説明がされていないことを聴取しました


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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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