購入者と添付文書を確認してOTC医薬品の説明間違いに気づけた!ヒヤリハット事例
今回はOTC医薬品に関するヒヤリハット事例を紹介します。薬剤師が購入者と一緒に薬剤の添付文書を確認したことで、自身の説明の間違いに気づくことができました。OTC医薬品すべてを把握できないまでも、自局で取扱う製品だけでも知識の習得や共有をし、適切な情報提供や販売に努めたいものですね!
OTC医薬品「ロキソニンSプレミアム」の事例
対象の薬 | ロキソニンSプレミアム |
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医師の指示 | なし |
OTC医薬品「ロキソニンSプレミアム」の事例の詳細
「ロキソニンS」の購入を求めて来局があったが在庫がなかった。
担当の薬剤師は代替品として「ロキソニンSプレミアム」を勧め、ロキソニンSと同様に1回1錠を服用するよう説明した。その後、来局者とロキソニンSプレミアムの添付文書を確認したところ、1回2錠を服用することが分かり、説明した内容を訂正した。
薬剤師の対応
Point 1
来局者が一般用医薬品のロキソニンSの購入を希望したが、在庫がなかった。
Point 2
薬剤師は代替品としてロキソニンSプレミアムを勧め、ロキソニンSと同様1回1錠の服用を説明した。
Point 3
ロキソニンSプレミアムの添付文書を来局者と一緒に確認すると、1回 2錠を服用することが分かり、説明した内容を訂正した。
OTC医薬品「ロキソニンSプレミアム」の知識
ロキソニンSプレミアム(第一類医薬品)の添付文書には、「15才以上、1回2錠1日2回まで。再度症状があらわれた場合には3回目を服用できる。15才未満は服用しない。」とあります。
一方、ロキソニンS(第一類医薬品)の添付文書には、「15才以上、1回1錠1日2回まで。再度症状があらわれた場合には3回目を服用できる。15才未満は服用しない。」とあります。