【投与量ミス/ヒヤリハット】ニュープロパッチからハルロピテープへ切り替え
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パーキンソン病治療薬の中でも、ドパミン作動性薬には内服薬や注射薬、貼付剤などさまざまな剤型があります。薬剤切り替え時にはより一層の注意が必要です。
「ニュープロパッチ」から「ハルロピテープ」切り替えの事例
対象の薬 | ニュープロパッチ9mg 1日2枚 |
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医師の指示 | ハルロピテープ 32mg 1日2枚 |
「ニュープロパッチ」から「ハルロピテープ」切り替えの事例の詳細
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ニュープロパッチ 9mg 1日2枚が処方されていたパーキンソン病の患者に、切り替えでハルロピテープ 32mg 1日2枚が処方された。
添付文書を確認したところ、ニュープロパッチからハルロピテープへ切り替える際の投与量として適切ではないと判断。
処方医に疑義照会を行った結果、ハルロピテープ32mg 1日1枚へ変更になった。
薬剤師の対応
Point 1
ニュープロパッチ9mg 1日2枚からの切り替えで、ハルロピテープ 32mg 1日2枚に変更された処方を受けた。
Point 2
添付文書を確認し、ニュープロパッチからハルロピテープへ切り替える際の投与量として適切ではないと判断した。
Point 3
処方医に疑義照会を行った結果、ハルロピテープ32mg 1日1枚へ変更になった。
「ニュープロパッチ」「ハルロピテープ」などドパミン作動性薬の知識
パーキンソン病治療薬は、さまざまな成分や剤型で薬剤が存在します。中でもドパミン作動性薬には内服薬や注射薬、貼付剤といった剤型がありますが、ロピニロール塩酸塩の「ハルロピテープ」と、ロチゴチンの「ニュープロパッチ」は、経皮吸収型の貼付剤に該当します。
ハルロピテープの添付文書には、他のドパミンアゴニストから本剤への切替えとしての記載があり、ロチゴチンからの切り替えは次のように示されています。