1. 薬剤師トップ
  2. 薬剤師コラム・特集
  3. 薬剤師のためのヒヤリハット事例集
  4. 経口コロナ治療薬「ラゲブリオ」のヒヤリハット

薬剤師のためのヒヤリハット事例集

更新日: 2025年9月26日 薬剤師コラム編集部

経口コロナ治療薬「ラゲブリオ」で起こったヒヤリハットとは?

経口コロナ治療薬「ラゲブリオ」で起こったヒヤリハットとは?のメイン画像

「ラゲブリオカプセル」のヒヤリハットの事例

対象の薬 ラゲブリオカプセル200mg 1日800mg 1日2回
医師の指示 ラゲブリオカプセル200mg 1日1600mg 1日2回

「ラゲブリオカプセル」のヒヤリハットの詳細

経口コロナ治療薬「ラゲブリオ」で起こったヒヤリハットとは?の画像

患者にラゲブリオカプセル200mg 1日800mg 1日2回が処方された。

ラゲブリオカプセル200mgの1日量は1600mgであるため、処方医に疑義照会した結果、1日1600mg 1日2回に変更になった。

薬剤師の対応

Point 1
患者にラゲブリオカプセル200mg 1日800mg 1日2回が処方された。


Point 2
ラゲブリオカプセル200mgの1日量は1600mgであるため、処方医に疑義照会した。


Point 3
その結果、ラゲブリオカプセル200mg 1日1600mg 1日2回に変更になった。

ヒヤリハットを防ぐ「ラゲブリオカプセル」の知識

「ラゲブリオカプセル200mg」は、SARS-CoV-2による感染症治療薬です。通常、18歳以上の患者には、モルヌピラビルとして1回800mgを1日2回、5日間経口投与します。

2021年12月24日に特例承認され、国が購入し、厚生労働省が保有するものを配分する形での流通が行われていましたが、2022年8月18日付で薬価収載され、9月16日から一般流通が開始されました。

直接作用型の抗ウイルス剤で、体内で活性体に変換されるプロドラッグであり、SARS-CoV-2のRNAに取り込まれることにより、ウイルスの増殖を阻害し、抗ウイルス作用を示します。

動物実験で胎児毒性が報告されているので、妊娠中や妊娠する可能性のある女性は禁忌です。

または

m3.com会員登録いただくと、医療ニュースや全てのコラム記事が読み放題&ポイントが貯まる

新規会員登録(無料)
薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

薬剤師のためのヒヤリハット事例集

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

  1. 1
    牛乳アレルギーの人が使用できないのは?の画像
  2. 2
    トラネキサム酸がのどの痛みに効く理由とは?の画像
  3. 3
    50代、60代が派遣で働くときのポイントの画像
  4. 4
    【診療報酬改定ニュース】パキロビッドの分析を再開、費用対効果評価 の画像
  5. 5
    選定療養の患者負担割合、4分の1から大幅に増える?の画像
  1. 6
    クロベタゾン軟膏の名称類似でヒヤリハット!の画像
  2. 7
    抗リウマチ薬の副作用を解説!初期サインは?の画像
  3. 8
    【カスハラ】ジェネリック医薬品の返金要求の画像
  4. 9
    Q.スルホンアミド構造を持つトリプタン系薬は?の画像
  5. 10
    ビオフェルミン錠とトスフロキサシンは併用OK?の画像

新着一覧

28万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

医薬品情報・DI 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 派遣薬剤師 医療過誤・ヒヤリハット ライフ・雑学 薬局経営 年収・待遇 OTC医薬品