「イグザレルト錠」の処方漏れに気付いたヒヤリハット事例
「イグザレルト錠」のヒヤリハット事例
| 対象の薬 | イグザレルト錠15mgなし |
|---|---|
| 医師の指示 | イグザレルト錠15mg追加 |
「イグザレルト錠」のヒヤリハット事例の詳細
以前より医療機関Aによる訪問診療を受けている患者が、病状の悪化により医療機関Bに入院した。
退院後に初めて医療機関Aの処方箋を応需した薬剤師は、これまで処方されていた「イグザレルト錠」15mgの記載がないことに気付いた。
薬剤師は患者から受け取った医療機関Bからの薬剤管理情報提供書やお薬手帳を確認し、退院後にイグザレルト錠15mgが中止となる可能性は低いと考えた。
医療機関Aに問い合わせたところ、医療機関Bから医療機関Aへ提供された診療情報提供書にはイグザレルト錠15mgの記載がなかったことがわかった。
医療機関Aが医療機関Bに問い合わせを行った結果、診療情報提供書の記載漏れが判明し、イグザレルト錠15mgが追加になった。
薬剤師の対応
Point 1
以前より医療機関Aによる訪問診療を受けている患者が、病状の悪化により医療機関Bに入院した。退院後に初めて医療機関Aの処方箋を応需した薬剤師は、これまで処方されていたイグザレルト錠15mgの記載がないことに気付いた。
Point 2
薬剤師は、患者から受け取った医療機関Bからの薬剤管理情報提供書やお薬手帳を確認し、退院後にイグザレルト錠15mgが中止となる可能性は低いと考えた。
Point 3
医療機関Aに問い合わせたところ、医療機関Bから医療機関Aへ提供された診療情報提供書にはイグザレルト錠15mgの記載がなかったことがわかった。医療機関Aが医療機関Bに問い合わせを行った結果、診療情報提供書の記載漏れが判明し、イグザレルト錠15mgが追加になった。
ヒヤリハットを防ぐ「イグザレルト錠」の知識
「イグザレルト」は、血液を固まりにくくする作用を持つ「抗凝固薬」です。
具体的には、血液が固まる過程(血液凝固カスケード)において重要な役割を果たす「第Xa因子」というタンパク質の働きを選択的かつ直接的に阻害する、良好な体内吸収と高いバイオアベイラビリティを持つ抗凝固薬です。