薬剤師向け。ヤーズフレックス配合錠をレセコン選択ミスでヒヤリハット!
「ヤーズフレックス配合錠」と「ヤーズ配合錠」のヒヤリハット事例
| 対象の薬 | ヤーズ配合錠 |
|---|---|
| 医師の指示 | ヤーズフレックス配合錠 |
「ヤーズフレックス配合錠」と「ヤーズ配合錠」のヒヤリハット事例の詳細
「【般】ドロスピレノン・エチニルエストラジオール(プラセボ無)」と記載された処方箋を応需した。
事務員は、レセプトコンピュータにて薬剤を検索し、検索画面で上位に表示されたヤーズ配合錠を選択して入力した。処方監査をした薬剤師Aは、ヤーズフレックス配合錠とヤーズ配合錠を、プラセボの有無で区別する必要があることを把握しておらず、入力の間違いに気付かなかった。
薬剤師Bが、薬剤を交付する時に、処方された薬剤はヤーズフレックス配合錠であることに気付いた。
薬剤師の対応
Point 1
「【般】ドロスピレノン・エチニルエストラジオール(プラセボ無)」と記載された処方箋を応需した薬局の事務員がレセプトコンピュータへ誤ってヤーズ配合錠と入力した。
Point 2
処方監査を行った薬剤師Aはヤーズ配合錠とヤーズフレックス配合錠がプラセボの有無により区別される事を把握しておらず入力間違いに気が付かなかった。
Point 3
薬剤師Bが薬剤を交付する際に、処方された薬剤はヤーズフレックス配合錠である事に気がついた。
ヒヤリハットを防ぐ「ヤーズフレックス配合錠」と「ヤーズ配合錠」の知識
ヤーズ配合錠、ヤーズフレックス配合錠はともに卵胞ホルモンの一種であるエチニルエストラジオールと黄体ホルモンの一種であるドロスピレノンを主成分としたLEP(Low-dose estrogen-progestin)製剤です。
卵胞ホルモンと黄体ホルモンが脳下垂体へ作用することで、排卵抑制と子宮内膜の肥厚抑制作用が発現し、子宮内膜症の痛みや月経困難症の症状を和らげる作用があります。