その処方、重複かも?マンジャロとエクメットのヒヤリハット事例
「エクメット配合錠」と「マンジャロ皮下注」のヒヤリハット事例
| 対象の薬 | エクメット配合錠HD |
|---|---|
| 医師の指示 | メトグルコ錠500mg |
「エクメット配合錠」と「マンジャロ皮下注」のヒヤリハット事例の詳細
「エクメット配合錠HD」を服用している糖尿病の患者に、「マンジャロ皮下注2.5mgアテオス」が 新たに処方された。
マンジャロ皮下注2.5mgアテオスの添付文書の重要な基本的注意には、「本剤とDPP-4阻害剤はいずれもGLP-1受容体及びGIP受容体を介した血糖降下作用を有している。両剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。」と 記載されている(DPP-4阻害薬は内因性インクレチンの分解を抑制することで、間接的に受容体を介した作用を示す)。
エクメット配合錠HDはDPP-4阻害薬であるビルダグリプチンを含有する薬剤であるため、処方医に疑義照会を行った結果、エクメット配合錠HDは「メトグルコ錠500mg 」に変更となった。
薬剤師の対応
Point 1
「エクメット配合錠HD」を服用中の患者に、「マンジャロ皮下注2.5mgアテオス」が新たに処方された。マンジャロ皮下注2.5mgアテオスの添付文書には、「本剤とDPP-4阻害剤はいずれもGLP-1受容体とGIP受容体を介した血糖降下作用を有している。両剤を併用した際の有効性および安全性は確認されていない」と 記載されている。
Point 2
エクメット配合錠HDはDPP-4阻害薬ビルダグリプチンを含有する薬剤であるため、処方医に疑義照会を行った。
Point 3
エクメット配合錠HDは「メトグルコ錠500mg」に変更となった。
ヒヤリハットを防ぐ「エクメット配合錠」と「マンジャロ皮下注」の知識
「マンジャロ皮下注アテオス」は、2023年4月に販売開始された世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。
マンジャロ皮下注が処方された際には、GLP-1受容体やGIP受容体を介した血糖降下作用を有するインクレチン関連薬との重複に注意する必要があります。