運転手への「オロパタジン」処方!ヒヤリハットを防ぐ疑義照会術
「オロパタジン塩酸塩錠」と「フェキソフェナジン塩酸塩錠」のヒヤリハット事例
| 対象の薬 | 【般】オロパタジン塩酸塩錠5mg 1回1錠1日2回 朝・就寝前 |
|---|---|
| 医師の指示 | 【般】フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg 1回1錠1日2回朝夕食後 |
「オロパタジン塩酸塩錠」と「フェキソフェナジン塩酸塩錠」のヒヤリハット事例の詳細
鼻汁が出るため医療機関を受診した患者に【般】オロパタジン塩酸塩錠5mg 1回1錠1日2回朝・就寝前が処方された。
患者から、自動車の運転を行う仕事に就いていることを聴取した。オロパタジン塩酸塩錠5mg「ZE」の添付文書に「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。」と記載があるため、処方医へ疑義照会を行った。
その結果、【般】フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg 1回1錠1日2回朝夕食後に変更になった。
薬剤師の対応
Point 1
鼻汁が出るため医療機関を受診した患者に【般】オロパタジン塩酸塩錠5mg 1回1錠1日2回朝・就寝前が処方された。
Point 2
患者から、自動車の運転を行う仕事に就いていることを聴取した。オロパタジン塩酸塩錠5mg「ZE」の添付文書に「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。」と記載があるため、処方医へ疑義照会を行った。
Point 3
【般】フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg 1回1錠1日2回朝夕食後に変更になった。
ヒヤリハットを防ぐ「オロパタジン塩酸塩錠」の薬の知識
「オロパタジン塩酸塩錠」2.5mg「ZE」/5mg「ZE」の添付文書 (2023年10月改訂(第1版)「8.重要な基本的注意」には、以下の記載があります。
<効能共通>
8.1眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること
抗ヒスタミン薬による眠気は、薬剤が脳内のヒスタミン受容体を遮断することで生じます。平成30年7月に「航空機乗組員の使用する医薬品の取り扱いに関する指針」が公表され、ビラスチン、フェキソフェナジン、ロラタジン、デスロラタジンが、鎮静作用の無い第二世代の抗ヒスタミン薬として同指針で推奨されています。
薬剤師が解説。「患者の生活状況を入手し、薬局内で共有することが大切」
本事例は、自動車を運転する仕事に就いている患者へ、眠気を催しやすい医薬品が処方されたものの、疑義照会し変更になった例です。