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疾患別・感染症と抗菌薬の選び方

更新日: 2021年9月20日 柳瀬 昌樹

市中肺炎4(ディフィニティブテラピー・インフルエンザ菌)

市中肺炎4(ディフィニティブテラピー・インフルエンザ菌)のメイン画像1

次に登場するのはインフルエンザ菌。肺炎球菌の次によく見るのではないでしょうか?肺炎球菌の回ではペニシリン感受性か、ペニシリン耐性かで分けてご説明しましたが、インフルエンザ菌はさらに細かく耐性が分かれています。どんどん掘っていきましょう!

インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)

さて、インフルエンザ菌についてですが、分類としてはペニシリンに十分な感受性を持つABPC感受性菌と、ベータラクタム環をつぶすための酵素であるβラクタマーゼ産生菌、βラクタマーゼを産生しないのにABPCに耐性のあるBLNAR、βラクタマーゼを産生し、かつCVA/AMPCにも耐性を持つBLPACRに分類しなければいけません。

ABPC感受性

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柳瀬 昌樹
やなせ まさき

薬剤師。薬科大学を卒業後、現在に至るまで病院勤務を続け、糖尿病、感染症などの専門資格を取得。医師の先生方からの全面的ご協力の下、日々奮闘中。
主な取得資格:糖尿病療養指導士、糖尿病薬物療法認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師、実務実習認定薬剤師
所属学会:日本糖尿病学会、日本くすりと糖尿病学会(認定薬剤師認定委員兼務)、日本化学療法学会、日本病院薬剤師会

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