疾患別・感染症と抗菌薬の選び方

更新日: 2022年5月7日 柳瀬 昌樹

呼吸器系の寄生虫症

寄生虫症への抗菌薬選択|抗菌化学療法認定薬剤師のメイン画像1

今回は、あまり頭によぎらない可能性が高い寄生虫症。だからこそ、ピットフォールになりやすいと思いますので、少しまとめてみたいと思います。
寄生虫症は、世界的には広く分布しており、国内で感染が成立する可能性と海外の流行地で渡航者が感染する可能性どちらも考えられます。一般的に呼吸器系の寄生虫を疑う場合は、呼吸器症状があり、胸部画像異常、末梢血抗酸球増多を認める場合です。私も含めて呼吸器系寄生虫症はその名前に触れることも多くないため、まずは、原因寄生虫となりうるものから見ていきましょう。(表1参照)

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柳瀬 昌樹
やなせ まさき

薬剤師。薬科大学を卒業後、現在に至るまで病院勤務を続け、糖尿病、感染症などの専門資格を取得。医師の先生方からの全面的ご協力の下、日々奮闘中。
主な取得資格:糖尿病療養指導士、糖尿病薬物療法認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師、実務実習認定薬剤師
所属学会:日本糖尿病学会、日本くすりと糖尿病学会(認定薬剤師認定委員兼務)、日本化学療法学会、日本病院薬剤師会

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