骨髄炎・関節炎2
成人の術後骨髄炎
大人で特に人工物挿入後など、手術の後に骨髄炎を起こすことがあります。自覚症状としては、発熱や創部の痛み、創部離開などが典型的であると言われますが、自覚症状が乏しい場合もあるので、注意してみていかなければなりません。術後は、患者さんのバイタルサインや創部の変化(発赤・熱感・漏出物など)を入念にチェックしていく必要があります。
こちらも化膿性脊椎炎と同じく、一般的には6週間以上の抗菌薬投与が必要となり、解熱したりCRPなどの炎症反応が陰性化したりしても、1~2週間程度の短期間で抗菌薬投与を終了してはいけません。