疾患別・感染症と抗菌薬の選び方

更新日: 2022年11月18日 柳瀬 昌樹

性器感染症2

男性の性器感染症の抗菌薬選択2|抗菌化学療法認定薬剤師のメイン画像1

前回に引き続き、性器感染症の続きを見ていきましょう。

急性精巣上体炎

この病気も生理解剖学的に、男性特有の感染症です。一般的には、膀胱炎や尿道炎と併発し、時には検尿にて膿尿を認めることがあります。症状として、陰嚢の腫脹と同部の強い疼痛を認め、通常は発熱を伴います。重症化すると精巣にまで炎症が波及することで、精巣上体精巣炎となり、膿瘍を形成するまでになると外科的摘出やドレナージが必要になってしまいます。

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柳瀬 昌樹
やなせ まさき

薬剤師。薬科大学を卒業後、現在に至るまで病院勤務を続け、糖尿病、感染症などの専門資格を取得。医師の先生方からの全面的ご協力の下、日々奮闘中。
主な取得資格:糖尿病療養指導士、糖尿病薬物療法認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師、実務実習認定薬剤師
所属学会:日本糖尿病学会、日本くすりと糖尿病学会(認定薬剤師認定委員兼務)、日本化学療法学会、日本病院薬剤師会

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