疾患別・感染症と抗菌薬の選び方

更新日: 2023年4月9日 柳瀬 昌樹

性感染症3

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さて、いよいよ性感染症も第3弾。今回は、意外によく見かける梅毒についても言及していきたいと思います。

非淋菌性尿道炎

淋菌が検出されない症例を非淋菌性尿道炎と診断します。原因菌となる割合が最も高いのはクラミジアですが、他にも多くの種類の微生物が原因となります。ただ、これらの原因菌を同定するための検査が保険適応外であることから、基本的にはクラミジア性尿道炎に準じた治療が行われます。

非淋菌性尿道炎の治療

アジスロマイシン経口 1回1g 単回投与
アジスロマイシン徐放製剤 1回2g 単回投与(空腹時)
ドキシサイクリン経口 1回100㎎ 1日2回 7日間

※クラミジア性尿道炎に関しては、第44回をご参照ください。

非クラミジア性非淋菌性尿道炎

N.gonorrhoeaeおよびC.trachomatisのどちらも分類されない尿道炎を示します。原因の可能性としてM.genitalium、U.urealyicumなどがありますが、ウイルスや原虫も原因の1つとなるとされています。これらの原因菌を同定するには自費での検査が必要となります。この状況を加味して、治療できる可能性の高い薬剤から選択することとなっています。

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柳瀬 昌樹
やなせ まさき

薬剤師。薬科大学を卒業後、現在に至るまで病院勤務を続け、糖尿病、感染症などの専門資格を取得。医師の先生方からの全面的ご協力の下、日々奮闘中。
主な取得資格:糖尿病療養指導士、糖尿病薬物療法認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師、実務実習認定薬剤師
所属学会:日本糖尿病学会、日本くすりと糖尿病学会(認定薬剤師認定委員兼務)、日本化学療法学会、日本病院薬剤師会
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