第5回 かかりつけ薬剤師が拓くこれからの薬局像

2018年度の調剤報酬改定について、医師、薬局経営者の立場から狭間研至氏が解説してきた連載も最終回です。今回は狭間氏が、薬局薬剤師という医療的社会資源を「かかりつけ」という概念でこれからどのようにいかすのかを提言します。
「薬局の薬剤師という社会的資源をいかすため、私は外科医から薬局に戻ってきた
外科医であった私が、なぜ、薬局や薬剤師をテーマに活動するようになったのか。それは、今やコンビニエンスストアよりも多くなった薬局や、開業医の1.5倍以上存在する薬局薬剤師という巨大な医療的社会資源をいかすことが、これからの地域医療の質を担保、向上させるためには不可欠と考えたからです。
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