いまさら聞けない漢方薬のリスク~副作用と初期症状~

更新日: 2026年2月1日 ぼたんちゃん

【薬剤師向け】「麻黄湯(まおうとう)」の副作用は?無汗が証ってホント?

【薬剤師向け】麻黄湯に副作用ってあるの?注意すべき副作用の初期症状をチェックのメイン画像
☞この記事でわかること!
  • 麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)は、無汗の発熱を伴う関節痛、喘鳴などに処方される方剤である
  • 麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)は、無汗のインフルエンザ初期にみられるような症状に適している
  • 麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)は発汗や利尿の効果がある
  • 麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)が適さない患者群がある
  • 生薬「麻黄(マオウ)」について

近年、いろいろな漢方薬が感冒の急性期や後遺症状などに、広く適用されています。その中で、麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)は、インフルエンザ初期に処方される機会も多くなってきています。麻黄湯の注意すべき副作用の初期症状、果たして誰にでも適用できるのかなど、構成生薬や先人の教え・経験などを参照しながら解説していきます。

「麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)」の構成と効果・効能とは?

「麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)」は、麻黄(マオウ)、桂皮(ケイヒ)、杏仁(キョウニン)、甘草(カンゾウ)の4種類の生薬で構成されています。

漢方の解釈では、「麻黄と桂皮が血行をよくし発汗を促す。杏仁と麻黄が協力し喘鳴を治す。甘草と桂皮が麻黄と協力し、利尿の効果を発揮する」とされています。

まさに、インフルエンザ初期に起こるような寒気、発熱しているのに無汗、喘鳴、身体疼痛などに効能・効果を有しています。

「麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)」はなぜ注意しなくてはいけないのか

汗が自然に漏れ出てしまうほど体力が低下した人が、インフルエンザで高熱だからと「麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)」を服用してしまうと、汗が出すぎて、更に体力・精力が奪われてしまいます。

麻黄湯を選択する際、「無汗」が大事な証の見極めの1つです。

「麻黄湯(まおうとう/ツムラ27)」の注意すべき副作用の初期症状とは?

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博士(薬学)。漢方薬・生薬認定薬剤師。日本東洋医学会会員。公認スポーツファーマシスト。現在、保険薬局DI担当。30数年、製薬会社(西洋薬)で医薬品情報の収集・伝達に携わる。特に、安全性情報の普及に努める。研究論文は、重篤副作用疾患別対応マニュアル(PMDA)の引用文献に採択。一方で、漢方・生薬・薬草に興味を持ち、師匠や仲間と楽しく学びながら理解を深めている。

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