メンタル不調に薬膳の力を|蓮の実ごはんとお茶

中医学では不安感やメンタルの不調は血の不足による「血虚」やメンタルの中心である「神」がどっしり落ち着いていることが大切だと考えます。
しかし、今の生活では目を酷使する、考え事や悩み事が多い、睡眠不足、偏った栄養など血を消耗する生活習慣や不安になる情勢やニュースばかりで神もどこかフワフワとしやすい社会です。
今回は身体に血を補いながら、神をしっかり落ち着かせてくれるレシピをご紹介したいと思います。

今回使用する生薬
蓮の実(蓮子):甘・渋味、体を温めも冷やしもしない平性。

蓮の実は胃腸を元気にして、食欲がない時や下痢、軟便などを改善してくれます。
また「養心安神」作用と言って、気持ちを落ち着かせ、メンタルをどっしりと落ち着かせてくれる働きがあります。
心がザワザワとして落ち着かない時や不安感、ビクビクしたり、イライラして腹を立てた時に起こる動悸、不眠などに使われます。