調剤薬局で働く 現役薬剤師のキクオ が、日々薬局で繰り広げられる薬剤師のリアルな日常をお届けします。
薬局の待合室になにがふさわしい?〜塗り絵やマッサージチェアも候補に

皆さん、薬局の待合室って、全体の雰囲気を把握できる場所だと思いませんか?私は現在勤務している調剤薬局だけでなく、派遣薬剤師として複数の調剤薬局勤務を経験しています。それぞれの薬局の待合室には、管理薬剤師の人柄、薬局としてのカラーが出ていると思います。また、待合室では患者さんは薬を受け取るまでの時間を潰さなければいけません。その待ち時間を楽しくする工夫をキクオなりに考えてみました。
それでは、いってみましょう!
調剤薬局の待合室は患者さんへの印象付けに最適!
「あなたが初めて利用する薬局に入るとします!
「ウィン!」(自動ドアが開く音)
…(あっ、この薬局イイ感じでおしゃれ!)
…(へー。薬局って予防にも力を入れているんだぁ。)
…(なんか暗いなぁ、この薬局)
…(せまっ!座れないし、イス汚いし。)
などなど。入った瞬間や、待合室に腰を下ろしたときに感想があるはずです。
私は調剤薬局に転職をしてから、利用者目線で自分の勤めている薬局の席に座り、室内の雰囲気や働いている人がどのように見えるかを確認しました。「待合室から座った目線の先にはなにが映っているのか?」を意識して、「また寄りたい薬局」と思われる雰囲気をスタッフみんなと作っていくのは、ウキウキすることですよね。そんなキッカケから、私は待合室のあり方について考え始めたのです。キクオがオススメする薬局内に置くべきアイテム4選!
- 塗り絵(大人用・子ども用)
以前、キクオが勤務していた薬局の待合室には、ポツンと塗り絵とクレパスが並び、横にはこんな説明書きがありました。
「塗り絵は脳トレによいって知ってた?」
「誰が上手に塗れるかな?」
そうです。子どもの塗り絵はわかるのですが、大人の塗り絵も置いてあったのです。実は塗り絵は、集中力が増し、高齢者に対しても良いレクリエーションになるというメリットあります。過去には、大人の塗り絵がプチブームになりました。
塗り絵で手を動かすことで、「待ち時間を感じなくさせる効果」+「薬剤師と会話をするキッカケ」の合わせ技も繰り出せます。実施していたその薬局では、積極的に声掛けをして、「〇〇さん。塗り絵、上手ですね~」と待合室に楽しみを与えていました。
小…