インフルエンサー薬剤師であるキクオが、薬局経営者目線でSNS活用を解説!!
SNSで調剤報酬改定の情報を掴むにはまずTwitter
2年に一度の調剤報酬改定が近づいてきました。
Twitterを見てみるとさまざまな意見が出てきます。
- 「速報」として短冊をアップするもの
- 未来予想をして発信するもの
- Youtubeなど動画にするもの
おすすめは、個人でTwitterをしている薬局経営者。
SNSでフォローしていると、どんな視点で薬局経営者は意見を呟いているのかがわかります。また情報の取捨選択をして「まとめ記事」を作成する個人の薬剤師もいます。
今ではYoutubeで改定ポイントをまとめて発信する方もいるので、要点をおさえてチェックしたい方には視聴もおすすめです。
もちろん情報元をしっかりと確認する必要はありますが、SNSの中でもTwitterは調剤報酬改定前に活用できるツールの1つといえるでしょう。
Twitterでは、検索を以下のように実施してもGOOD。
検索画面に「調剤報酬」「薬局 診療報酬」などのキーワードを入れて検索をしてみてください。発信が苦手な方は見る専門のアカウントだけを作成するのもおすすめです。
医薬品供給情報は、医薬品卸よりTwitterの方が早い
医薬品供給情報に関してもTwitterは優秀です。
出荷調整や出荷停止の発表は、同日または翌日には医薬品供給情報だけを発信するアカウントが私たちに伝えてくれます。その際には通知ボタンの設定をすることがおすすめ。
そのアカウントがツイートをするたびに通知が来ますが、医薬品供給を専門に呟いているアカウントは基本的に「おはよう」などの日常会話をすることは少ないです。
Twitterを活用している薬剤師は、医薬品卸が情報を届けるよりもTwitterの方が早い!と感じているでしょう。実際に私もTwitterで医薬品の供給を確認、早めの出荷調整対策をしています。
薬局経営者の顔出しTwitterアイコンが増加する理由
実は人材の採用獲得にもSNSがいきるケースがあります。最近では顔を出してTwitterを運用する経営者も少なくありません。人柄をSNS上で見せたり、質問を募集して丁寧に答えることでファンを獲得しています。人材採用で困る場合には自社で募集をして、集客、ZOOMなどのオンラインで対話まで進めることも可能です。Twitterでオフ会などのイベントも開催するのも採用には有効です。
SNSでは同じ属性の横の繋がりが生まれる
こうしたSNSでは、同じ境遇の方同士が繋がることが多いです。
経営者、フリーランスの薬剤師など同じ経験をしている同士の繋がりが増えています。私も離島で薬局経営をしていますが、離島というキーワードによって、異なる場所ながらも離島で薬局経営をしている薬剤師と繋がることができました。
同じような悩みを抱えていたり、SNSだから繋がれることもあると考えています。
新しいビジネスが生まれる可能性もゼロではありません。
SNSにおけるユーザーの年齢層を考えると以下が多いと感じます。
- Facebook:40代~
- Twitter:30代多い
- Instagram:10代~30代が多い
- TikTok:10代~20代が多い
Instagramでは、個人の薬剤師が仕事をもらえることもあります。薬剤師であれば、Instagramのフォロワーを増やすことでメディアから依頼が来るようになったり、同じインフルエンサーの薬剤師や医師と協働をして、ビジネスが可能になります。
薬局経営とSNSで売り上げはプラスになるのか?
すぐに売り上げがプラスになるものではないのがSNSだと思います。
じわじわと売り上げに繋がる、そして想いを乗せて全国に届けられるのが魅力の1つです。
薬局としては物販など、地域だけでなく全国に情報を届けられるのがSNSのよいところ。SNSを利用すれば、地域の取り組みやマーケティング分析のスキルもアップすると思います。また、広告を出すときにもSNSを使って“今どんなことに関心があるのか”、その解決策はなんなのか?を学ぶことができるでしょう。経営者であれば、ECサイト運用にも役立ち、薬局の認知と売り上げがアップすると考えます。
薬剤師や薬局経営者の中にはSNSを積極的に仕事にいかそうする方が増えていると感じています。SNSはマーケティングの経験を積むことができる無料のツール。オンライン化を克服してSNSを身近に感じていただければと思いますし、全国から選ばれる薬剤師になるために少しでもSNSの技法を身に付けてくださいね。それでは、また!