薬局経営でのSNS活用のコツ3選!これからSNSを活用する薬剤師は必見!
SNSは企業単位で実施するべきか?個人が活用をするべきか?
まず始めにSNSは会社でカチッと運用するべきか、個人でやるべきかを述べていきます。個人的な見解になりますが、その論点は目的によって異なると考えてます。
例えばSNSで採用を強化したいのであれば、私は会社運用でSNSをするべきではないと考えています。
なぜなら会社の発信は個人に届きにくく、無機質な投稿になりがちです。インプレッション、いわゆるSNSの反応も低いと考えるからです。もちろんノウハウやコツはあるものの、どんな方に想いを届けたいのか、どういった会社なのかを口コミベースで増やしていく方法が最適なSNSの活用だと私は考えています。
一方サラリーマンの薬剤師の中には、個人で発信活動をしている方もいます。
会社にばれてしまうとクビになってしまう可能性があるので、会社には伝えずに隠しているケースもあるのです。
個人で非常に発信力がある薬剤師がいる一方で、会社の理解を得られずにくすぶっている方もいることを知っておきましょう。そのような人材は会社にとって広報的なポジションで力になってくれるかもしれませんよ!
SNSを活用した薬局経営のコツ3選!
私が考える薬局経営とSNSでの3つのコツをお伝えします。
あくまでも表面的な内容になるのでご了承ください。
①代表取締役自らが有益な情報を発信する
SNSは「誰がなにを言っているのか?」が重要です。
例えばネットにはエセ代表取締役のアカウントもあるのです。つまり嘘っぱちのでたらめなアカウントです。これは要注意。肩書きは、例えば「○○社長@年収100億」などです。そのプロフィールを拝見するとステップメールにご案内する…など、情報弱者に対して高額な教材を売りつけるアカウントもあるのです。おー、こわ。
ネットはそういう世界。そのような悪質なアカウントと勘違いされてしまう可能性があるため、会社の代表もなかなか手が出しにくいのかもしれません。
悪質アカウントは別にして、実際のところ、代表取締役自らが、自己PRや発信をした方が、アカウントの信頼性も上がり、フォロワーは集まります。そして内容は自分の経験を発信すること、過去の自分に対して、問題を解決するような投稿をしていくとよいでしょう。
例えば薬局経営者であれば、薬局の立ち上げ方や融資に関してなどですね。もちろん、SNSの世界ですべてをさらけ出す必要はありません。ためになるGIVE精神の発信をし続けるとコツコツと信頼性がアップして方向性もまとまると考えています。
②SNS中の人の人柄がわかるように発信をする
薬局経営者が発信を行う上で気にしたい内容は「人柄」です。
お堅い発信ばかりしてもSNSでファンは付きません。もちろんファンなんかいらないよ!って方はまじめな投稿だけでも問題ありません。
体感ですがインターネットを通じて冗談を言える人なのかも実際にフォロワーは感じていると思います。SNSではちょっと冗談を言えるくらいがいいのです。
- 投稿内容に代表の想いが表現されているのか
- 投稿内容に趣味や興味がある内容が投稿されているのか
- だれに対してメッセージを発信しているのか
これらを統一してもいいでしょう。
経営者の中には業務中にSNS発信をして「遊んでいるのでは?」と従業員からも思われてしまう可能性があります。しかし、しっかりとビジョンを共有して目的があるSNS運用であれば今の若手は理解してくれると信じています。
③SNSをきっかけに同業者とオフ会をする
コロナ禍なのであまりリアルで会うのはおすすめできません。推奨をしている訳ではないので悪しからず。
SNSを活用すると一度も会ったことがない方が「まるで昔から知っている人のような感覚」に陥る時があります。SNSの顔と実際に会った時の雰囲気が一致することは、大いにあります。一方でネットの人に実際に会うのが怖い。と思う方もいるかもしれません。私はネットを介して多くの人に会って来ました。SNSの内容でどういった経営者なのかを知っていて、発信内容が誰かを傷つけていないことなど、最低限マナーを守っている方であれば、リアルで会うことに問題はないと感じています。むしろネットを介して出会う薬剤師や薬局経営者はとても感度が高いです。情報収集をして薬局をよりよくする方、雇用に繋げる方、同業者と業務連携をして売り上げを伸ばす方などさまざまです。
いきなりSNSからゼロ距離の親密さを出すのはNGですが、徐々に気が合う方を探してオフ会を実施してみるのも1つの手です!
薬局経営者はオンラインサロンをやるべし!
オンラインサロンと聞くと「怪しい?」と、思うじゃないですか?でも、これからの時代はゆるく繋がる関係性が大切になってくると思います。
もちろん薬局同士はライバルになりかねません。でも同じエリアではない薬局同士だとどうでしょう?保険のこと、診療報酬のこと、融資のことなどを相談できる環境があればとってもプラスになりますよね。若手薬局経営者同士だと税理士などの士業の方を紹介するケースもオンラインでは可能です。ゆるい繋がりでオンラインサロンを薬局経営者同士がトライしてみてもいいかもしれませんね。私はそういった世界を望んでいます。ぜひみんなでオンラインサロンを作れると面白いですね~。
SNSを活用した薬局経営に関しては3つポイントがあることがわかりました。
- 代表取締役が有益な体験ベースの発信をすることで会社のビジョンを世界に発信できる
- SNSでは「人柄」が重要視される
- SNSはあくまでもツールの1つ。リアルに繋げることで経営がプラスになる
たかがSNS。されどSNS。これからSNSと薬局業界がどう絡んでいくのかはわかりませんが、若手薬剤師や薬学生はきっとほとんどがSNSの個人アカウントを持っています。会社の運用もますます増えていくことでしょう。
今回の情報を少しでも有益と思ってくれたら幸いです。それでは、また!