SNSで薬局の見える化をしよう!地域との懸け橋になるSNS活用法とは!?
薬局のSNS発信は炎上NG!
まず薬局がSNS発信をする際に第一に心がけたいのはSNSの炎上をさせないこと。
つまりSNSでは【してはダメなこと】を遵守することが大切です。
またSNSにあまり慣れていない経営者や従業員に運用を任せるのは危険だと感じます。
例えば薬剤師個人が良かれと思って、勉強をした処方せんを全世界発信してしまう行為。
個人情報の拡散に繋がり、薬局が情報漏洩を助長していることに繋がってしまいます。
企業はSNS運用担当者に、してはいけないことリストを作成させるなどの対策を考えておくべきことでしょう。
薬局の雰囲気を投稿する今までのSNSはどうなのか?
薬局企業でSNSの発信内容が多いのが
- 職場の雰囲気を投稿する
- 地域に対しての取り組みやイベントを投稿する
上記のケースが多いです。
もちろん上記2点の発信は悪くありませんし、参考になる投稿もあります。
しかし薬局の認知を広げるには向いた施策とは言えないと私は考えています。
他の薬局と差別化をするためにも、これからはアカウント運用者の人柄が見える施策をする必要があると私は考えています。
次に述べるように人柄×SNSが地域の架け橋になっていくと私は思います。
薬局のSNSアカウントが地域の架け橋になった実例とは
実際に私の体験でうれしく、人柄×SNSの実例となった投稿をお伝えします。
キッカケは地域盛り上げ協会のスタッフが薬局にお薬の相談に来たことでした。
私は服薬指導のとき世間話を挟むことがあります。そのスタッフさんとは何度か顔を合わせて、地域のFacebook、地域の発信をしていることを知りました。薬の相談を受けた際にはしっかりと調べて電話をし、街中で挨拶もできる関係になりました。
そんなとき、コロナ禍で薬局ができることとして、「どこよりも日本製マスクを安く販売する」という地域密着価格を私の薬局では設定していました。すると、その盛り上げ隊のFacebook担当者から「この薬局をぜひFacebookに掲載したい」と言われました。
Facebookの記事では、観光協会の方の言葉で、私の人柄を伝えることがメインとなっていました。投稿を見た時には素直にうれしく思いました。薬局の魅力はもちろんのこと、店主やそこで働く人に焦点が当てられていたのです。
SNSでの発信は、表面上だけの発信ではなくて、運用者が直接お店に出向いて話を聞いたり、意見交換をして想いを共有することが大事だと私は感じています。
地域に根ざすSNSで周りと関係性を作る方法
では具体的にどうやって地域に根ざした薬局アカウントを設計すれば良いのでしょうか?
最初に薬局のSNSアカウントは、薬局だけのことを投稿するのか、もしくは地域の投稿を2、3割、残りを薬局に関わる投稿にするのかを決めてください。
よくあるNG投稿例としては、自社のサービスを常にアップする行為です。
自社のサービスを見せることは問題ありませんが、なにを見てもらいたいのかをしっかりとリサーチして、フォロワーや地域の方が求めるような投稿作りをすることが大切だと考えています。
具体的には薬局以外の地域の企業と相互で紹介し合うコンテンツ作りをしていくことを提案します。施策は、地元企業に取材と薬局として協力できることがいいでしょう。
地元企業のSNSアカウントにお互いに紹介し合いませんか?と薬局から地域に声を掛けるのも1つの方法です。
自社のサービスを地域に知ってもらう施策を、地元企業と紹介し合う関係性になればじわじわとSNSでの認知が広がり、地域に関わる薬局として口コミで薬局の取り組みも広まることでしょう。
今まで通り、自社サービスをSNSでアップするだけでは、特に効果は期待できません。地域と関係性を深めたり、地域の困りごとを解決できるハブとして薬局のSNSを活用してみましょう。薬局SNSで地元企業とお互いにwin-winになる施策を考えていけば自ずと口コミも広がって認知にも繋がります。