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キクオの薬局見聞録~薬剤師のリアルを届けます!!~

更新日: 2019年4月9日 キクオ

調剤薬局で働く 現役薬剤師のキクオ が、日々薬局で繰り広げられる薬剤師のリアルな日常をお届けします。

調剤薬局の空気は医療事務さんで決まる!?
人気薬剤師ブロガーが語る「薬局あるある」3選!

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今回は、調剤薬局で働いている薬剤師なら思わず、あぁ~!!と唸ってしまうあるあるネタを3つ用意しました。少しでもクスリと笑って頂ければ幸いです。
そう、クスリを扱う仕事をしているだけに・・・
はい・・・
それでは、いってみましょう!

医療事務さんを敵にしてはいけない

調剤薬局の社訓を是非、「医療事務さんを敵にしてはいけない!」に書き換えましょう!(本当にしてはいけません)

特に、狭い空間で仕事を行う調剤薬局には、あるあるとして「人間関係のトラブル」が挙げられます。

調剤薬局では、医療事務さんと関係が悪化する=毎日が憂鬱になってしまうので注意が必要です。

関係が最高潮に悪くなると、薬局内で事件が起こることもあります。

人間関係が悪化する→医療事務さんのミスが発生する→そのミスがきっかけで調剤ミスが発生する・・・

職場内の人間関係が原因で、患者さんに不利益が起こりそうになった時は、正直血の気が引きました。

解決する方法を今から提示します。

はい、先ずは「医療事務さんを敵にしてはいけない!」という表現をやめましょう。

・・・ん?

そう・・・キクオのことですね!

「敵にしてはいけない」という言葉の背景には、既に周りを同等に見ていない可能性があります。

中には薬剤師が医療事務さんをいじめる職場もあるのですが、双方共に肝に命じて欲しい内容です。

「医療事務さんは戦友である」

このくらいの気持ちで仕事に挑み、時に、笑いとビジョンを共有することができれば、円滑な職場ライフを過ごすことができるでしょう!

調剤薬局は、長時間を共にする空間だからこそ、居心地が良い雰囲気作りをしていけたら良いですね。

ちなみに私は積極的にトイレ掃除を行うようにしています!

営業電話が多い!名乗らない電話には要注意

「◯◯株式会社です。薬剤師の先生はいらっしゃいますでしょうか?」

はい、注意です。

調剤薬局で働いていると、不動産会社からの営業電話がよくかかってきます。基本的に相手が電話口で名前を名乗らず、薬剤師を呼ぶ場合は注意をした方が無難です。

以下、調剤薬局における営業電話の会話テンプレートになります。

誰得な情報になりますが営業電話「あるある」と噛み締めて欲しいと思います。

パターン1:なんとかして薬剤師と話したい
「いえ、薬の事ではないのですが、今は先生お手すきでしょうか?」
忙しい時間帯を狙ったかのように、こんな電話が入ります。無論、本当に手は空いていません。

パターン2:色々と省略しているストレートな電話
「いつ会えますか?」
異性からであればドキッとしてしまうフレーズです。しかし、全く心に響くことはないでしょう。
「今日そちらまで伺います」
会いたいと一言も言ってません・・・

パターン3:強引過ぎる電話
「今近くにいますので、向かおうと思います。薬局は何時に終わりますか?」
はい、営業妨害です。

このように調剤薬局では、しつこい営業によく遭遇します。特に疑義照会後のコールバック待ちをしている時に、営業電話が入ると最悪です。

調剤薬局に勤めている薬剤師の方は、大半が体験したことがあるはずです。本当に忙しい時間帯は避けて欲しいと思うあるあるです!

営業さん・・・忙しい時は本当にやめて下さいね!

投薬中に患者さんから「この薬まだある」と言われる

薬剤師の皆さん。残薬調整の出番です。

・・・

患者さん、患者さん!
その前に、先生(医師)に言ってくれよ~!!

調剤が終わった後に言われても~!
と、心の中で叫んでしまう薬剤師もいることでしょう。

しかし、患者さんの中には残薬があるにも関わらず医師、薬剤師にその内容を伝えないケースがあります。薬を飲んでいないことや、余っていることを伝えたら怒られる。小言を言われる。

そんな患者さんの中には

(よし、黙っておこう・・・)

となってしまう方もいるのです。

薬剤師はサッカーのポジションで、ゴールキーパーに例えられることがあります。(あるある)

実はこの「まだ薬あるよ」と患者さんから言ってもらうことはとても大切なキッカケです。

薬剤師の力で

  • コンプライアンスが適切に守れているか
  • 飲み忘れの原因は何か

を再確認することができますし、医療費削減にも貢献することが可能です。

薬剤師は「薬を作る前に言ってくれよー!」という気持ちになってしまうかもしれませんが、残薬調整は薬剤師ならではの業務で、もっと日の光が当たっても良い仕事だと思います!

患者さんからの「この薬余ってる」は、薬剤師の力を発揮できる、会心のキーワードあるあると言えるでしょう!

いかがでしたでしょうか?調剤薬局のあるあるを考えると、調剤薬局の薬剤師は、患者さんとだけ対話をしているのではなく、同じ職場のスタッフや営業応対まで、様々な問題に出会い、解決していることが分りました。
目の前の対人業務、小さな対人業務をコツコツ行うことで、これから求められる、より本質的な対人業務の土台を形成しているのではないか?と記事を書いてみて思いました。
少しでも共感して頂ければ嬉しく思います。それでは、また!

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キクオ
現役薬剤師ブロガー

薬学部をストレートで卒業後、新卒で入社した職場で社会の洗礼を受ける。周りから「人が変わった」と言われるも、心配いらないと、謎の強がりを見せる。その後、頭皮を気にする。
働き方と未来を考えて転職を決意。病院や薬局、派遣薬剤師を経験。今後は「個人の薬剤師がどう社会に貢献出来るか」に興味あり。
「どーせ仕事をするなら楽しく」をモットーに現職の調剤薬局で楽しく働いています。「薬剤師は日本中に浪漫を届けたい」をテーマに薬剤師・薬学生向けのメディアを運営しています!

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