薬剤師キクオが厳選！先週注目した1位は
ワントラム錠の服用方法で注意喚起

調剤薬局で働く現役薬剤師のキクオが、先週1週間の新着臨床ダイジェストで注目した記事をご紹介します。

対象期間：2021/5/24-2021/5/31

キクオはここに注目した！！

こんにちわ！薬剤師ブロガーのキクオです。薬剤師としてたくさんの処方せんを見ていると、粉砕指示を受けること、ありませんか？キクオは病院薬剤師時代に粉しか飲めない患者さんがいたことを思い出します。また、あるときは、粉砕指示のおかげで、1つの処方に30分以上をかけて調剤をした記憶があります！10種類以上ある薬をすべて粉砕し、賦形と分包をしていくのです。集中力も必要です。そして、キクオは調剤薬局に転職をしてからも粉砕指示の調剤を経験しています。以前の病院とは調剤規約が異なっていたので四苦八苦していましたよー。薬剤師なら「うぉ！来たか！」、「時間かかるゾォ！」となるのが粉砕なんですよね。そんな粉砕をテーマにした今週の臨床ダイジェスト第1位！チェックしてきましょう！
取り上げられている薬は、持続性がん疼痛・慢性疼痛治療剤のワントラムですね！そうです、薬の中には「砕いてはいけないモノ」もあるのです。私は新人時代に成分量が減ってしまう薬を見事に粉砕してしまいまして、金銭的にも時間的にも「やってしまったーーー！」と落ち込みました。そのときから、粉砕をしてはいけない特殊な薬を覚えるために、暗記ノートなどを作成しています。粉砕不可の理由をしっかりと暗記する方が現場でも役立つと感じます。今回のワントラムだと徐放性製剤であること、急激に血中濃度が上がってしまうので副作用が出やすくなる危険性があることを知っておきましょう。今回の記事は、特に新人薬剤師さんに見てもらいたい内容です！今週はこの辺で！それでは、また！

※臨床ダイジェストの記事には公開期限があるものがございます。予めご了承ください。