薬剤師キクオが厳選！先週注目した1位は
向精神薬の使用と転倒・転落発生の関連性を明らかに

調剤薬局で働く現役薬剤師のキクオが、先週1週間の新着臨床ダイジェストで注目した記事をご紹介します。

対象期間：2022/1/10-2022/1/17

キクオはここに注目した！！

こんにちは！薬剤師ブロガーのキクオです。
今週の臨床ダイジェストは第1位の向精神薬の使用と入院患者の転倒、転落発生に関する記事を見ていきましょう！
キクオが働く薬局では高齢者に対して睡眠剤が出ているケースを見かけます。
患者さんに「寝れてる？」と聞くと「これがないとダメ」という声や「飲んでるけど寝れないねぇ」という意見も耳にしています。現場の薬剤師として、睡眠に悩む高齢者は多いように感じます。ただし、患者さん自身は、睡眠剤がふらつき、転倒のリスクに直結することに気づいていません。患者さんと話をしていくと「朝は頭がまだボーっとする」、「お昼も仕事に集中できない」などの声を聞くこともあります。
そんなとき「そうなのですねぇ」とオウム返しをするだけでなく「最近、転びそうになったり、転んだりしてない？」など機転を聞かせてウォーキングの話に誘導していきましょう。
「普段歩くときに眠さやだるさは支障ないですか？」と転倒に関しての声掛けをしてみるのもおすすめです。「散歩？今日も歩いてきたよ」、「天気が悪いでねぇ、気を付けるよ」などと会話も弾んで次の服薬指導に繋げられます。睡眠剤を服薬している患者さんには、薬剤師主導で転倒に関する声掛けをするのがオススメです。生活の中でも「睡眠」「便通」「食欲」などを患者さん目線で質問するといろいろなことがわかりますよ。
ほかにも、今週は第2位や第4位の記事も気になると思いますのでぜひチェックしてみてくださいね！今週はここまで！それでは、また来週！

※臨床ダイジェストの記事には公開期限があるものがございます。予めご了承ください。