薬剤師キクオが厳選！先週注目した1位は
血液型が脳梗塞リスクに影響？

調剤薬局で働く現役薬剤師のキクオが、先週1週間の新着臨床ダイジェストで注目した記事をご紹介します。

対象期間：2022/9/12-2022/9/19

キクオはここに注目した！！

こんにちは！薬剤師ブロガーのキクオです。
みなさん血液型占いや動物占いってご存じでしょうか？A型やO型の『血液型別取扱説明書』や生年月日を使い動物に当てはめる『動物占い』が有名ですね。
動物占いには人懐っこい羊や気がきく象などの動物がいます。一度調べてみると面白いです。
このような占いやみんなに共通する血液型ベースのお話は、パーソナルな性格や特性の話題なので会話のネタにもなるはずです。
今週の第1位、「血液型が脳梗塞リスクに影響？」の記事を見てみましょう！
可能性の話ではありますが、こちらの記事によると血液型と脳梗塞リスクとの関連性があること、具体的には、O型の人はA型やB型、AB型の人よりも脳梗塞のリスクがやや低いことが示されました。反対にA型の人は脳梗塞が多く、特に60歳未満での発症との強い関連が見られ、他の血液型の人よりも16％リスクが高かった。という結果が出たそうです。みなさんはどう思われましたか？この記事の話題も服薬指導のときに使えそうですね。
ただし、この病気のリスクは医学の研究の話ですが、私は血液型占いで性格や気質を決めつけるなんて…と正直思ってしまいます。「B型の人は〇〇な性格だよね！」って決めつけるのはちょっと失礼です。
患者さんとの会話の中でも、「これってパーソナルな質問だけど大丈夫かな？」と自分で振り返る時があります。薬剤師であれば、聞かれてムッとする質問を整理してから、患者さんとの会話を考えましょう。
今回の臨床ダイジェストランキングはこの辺で、それではまた！

※臨床ダイジェストの記事には公開期限があるものがございます。予めご了承ください。