薬剤師キクオが厳選！先週注目した1位は
正看護師など一部の職種の医療従事者は自殺リスクが高い

調剤薬局で働く現役薬剤師のキクオが、先週1週間の新着臨床ダイジェストで注目した記事をご紹介します。

対象期間：2023/11/13-2023/11/20

キクオはここに注目した！！

こんにちは！薬剤師ブロガーのキクオです。
寒くなってきましたね！今週の臨床ダイジェストでは第1位の「医療従事者の自殺」に関して追っていきましょう。
この記事によると米国の正看護師、ソーシャルワーカーや他のビヘイビアヘルスに関わる医療従事者は、非医療従事者と比べて薬物の過剰摂取による死亡リスク、自殺リスクが高いとする研究結果が出たと報告されています。
私の周りでは自殺をした医療従事者はいませんが、オーバードーズによる自殺願望を持つ方とはお話をしたことがあります。「死ぬことができれば楽になるのに…」と言っていたのでとても心配でした。
こんなふうに、私は周囲の人や患者さんの悩み相談を薬局、プライベートでも聞く機会がありす。以前はどうアドバイスをすればいいのかわかりませんでしたが、今なら傾聴の姿勢で適切なアドバイスができると思います。
私は医療従事者になってからは自殺を考えたことはありません。しかし、この記事では「医療従事者は、重労働をこなしながらストレスフルな業務に取り組まなくてはならない一方で、患者さんの転帰に対してどうすることもできない」と指摘されています。それゆえ「医療従事者は助けが必要だと気付くのが遅れる」とも言われています。
日本の医療従事者たちも頑張ってしまうことが多いと思います。年末が近づくに連れて忙しさも増しますが、体調を整えてメンタルを維持していきましょう。
本日はここまで、それでは、また！

※臨床ダイジェストの記事には公開期限があるものがございます。予めご了承ください。