3分解説!ピコスルファート(ラキソベロン)って水なしで飲める?

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「ピコスルファートナトリウム(ラキソベロン)」は刺激性下剤に分類される薬剤です。便秘の治療として幅広く使用される一方で、患者さんから「水なしで飲んでもいいの?」という質問を受けることも少なくありません。
今回のコラムでは、ピコスルファート内用液を水で薄めずに服用することによるリスクについて詳しく解説します。
「ピコスルファート」ってどんな薬?

ピコスルファートは腸を刺激することで排便を促す「刺激性下剤」で、腸内細菌のスルファターゼによってジフェノール体へ変換されることで作用する薬です。
ピコスルファートには錠剤や内用液がありますが、内用液は用量を調節しやすいというメリットがあります。
「ピコスルファート」の飲み方はどれが正解?

ピコスルファートは大腸まで届いてはじめて効果を発揮します。原液のまま服用すると、薬液が口腔や咽頭に残留し、十分に効果が発揮されない可能性があります。
そのため、添付文書には適量の水などを入れた容器に滴下するよう記載されています。