長引くコロナ禍の中で、不眠症状を訴える患者さんへ薬剤師のアドバイス

オミクロン株の急速な感染拡大により、私たち薬剤師も、現場で経口薬や抗原検査の準備、発熱患者さんへの対応など日々めまぐるしい業務に追われています。その中で、長く続くコロナ禍で疲弊した患者さんや患者さん家族の課題に直面した経験もあるのではないでしょうか。
こうした問題をすぐに解決することは難しいケースも多いですが、医療者としての知識を使い、患者さんに寄り添う気持ちを持つことで、薬剤師として有用なアドバイスを提供することもできるはずです。
本連載では、コロナ禍で起こりうる患者さんの課題とその対応について、心理学的なアプローチも踏まえて紹介します。日々の服薬指導や、患者さん対応の際にお役立ていただければ幸いです。