コロナ禍で生まれる課題や不安を薬剤師の視点で解決する

更新日: 2022年6月8日 小原 一将

不安な気持ちが強くなった患者さんに薬剤師ができるアプローチを考える

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オミクロン株の急速な流行により、新型コロナウイルスによる感染の再拡大が起きています。私たちも現場で、経口薬や抗原検査の準備、発熱患者の来局など日々変わる状況への対応が求められています。その中で、長く続くコロナ禍で疲弊した患者や患者家族の課題に直面する場合もあるでしょう。

すぐには解決が難しい場合も多いですが、医療者としての知識を使い、患者さんに寄り添う気持ちを持つことで、薬剤師として役立つことを提供することができるはずです。

本連載では、コロナ禍で起こりうる患者さんの課題とその対応について、心理学的なアプローチも踏まえて紹介します。日々の服薬指導や、患者対応の際にお役立ていただければ幸いです。今回は、このコロナ禍で改めて問題となっている情報との付き合い方とそれによる不安の対処について考えます。

外的な要因から深い影響を受けることがある

前回の連載では、情報との付き合い方を見直すという方法をお伝えしました。長く続くコロナ禍で、新型コロナウイルスの新規感染者数や死亡者数、新しい変異株の出現、後遺症の話題など様々な情報が目に飛び込んできます。生活環境や収入などの状況も大きく変わってしまった人たちも多い中で、ネガティブな情報に触れることによって精神的に悪い影響を受けてしまっている人も少なくありません。そのような中で、厚生労働省からこのような通達がありました。

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小原 一将
こはら かずまさ

薬剤師/株式会社sing代表取締役
2009年京都薬科大学を卒業後、様々な保険薬局で勤務。薬剤師の価値をもっと社会に届けたいと考え、2019年12月に株式会社singを設立。「頼れる薬剤師が身近にある社会をつくる」をビジョンとして、薬剤師の教育や新しい働き方の支援を行っている。
Apple製品好きであり、薬剤師の業務や医療の発展に活用できないか日々考えている。
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