服薬指導のためのピロリ菌の除菌療法まとめ

初回の今週は、ピロリ菌の除菌療法についてです。

この薬が処方されるとき患者さんは初めて服用することになる上に、しっかり服用していただくことが大事になる薬のため、詳しく説明する必要があると思い調べました。
ピロリ菌1次除菌

まずは1次除菌についてです。画像のボノプラザン、クラリスロマイシン、アモキシシリンの3剤をまとめた「ボノサップパック」の他に、ラベプラゾール、クラリスロマイシン、アモキシシリンの3剤をまとめた「ラベキュアパック」があります。

ボノピオンパックもラベキュアパックも400と800があります。その違いはクラリスロマイシンの1日服用量の違いです。H.pylori感染の診断と治療ガイドライン2016改訂版では、非喫煙者においては除菌率に差がないため副作用発現率が低い400が推奨されています。なお、喫煙者においては800の方が除菌率が高いというデータがありました。
ピロリ菌2次除菌
