皮膚外用剤の配合変化☆先発品と後発品の違い
皮膚外用剤の混合調剤の際には配合変化に注意が必要ですが、その中で同成分であっても先発品と後発品で混合の可否が異なるものについて調べてみました。
このことについて調べてみようと思ったきっかけは下記画像の混合調剤で、剤形による違いや先発品・後発品での混合可否の違いがややこしいなと思ったからです。
皮膚外用剤の混合調剤について
現在、多くの薬局で皮膚外用剤の混合調剤がおこなわれています。たとえば保湿剤を混合することで広い範囲に塗りやすくなるといったメリットがありますが、場合によっては皮膚透過性や基剤の乳化の安定性などが変化してしまうことも。そこで、各薬剤の基本的情報や混合した際の物理的・化学的変化を把握することが重要です。
ヘパリン類似物質軟膏との配合変化
今回は、使用率が高いと思われるヘパリン類似物質軟膏の配合変化の違いとして、「先発品のヒルドイドソフト軟膏とは混合可能かつ後発品のヘパリン類似物質油性クリームとは混合に適さない」医薬品を書き出してみました。
(ブリーディングの程度がわずかなものも含みます。)