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薬剤師くるみぱんの勉強ノート

更新日: 2023年3月29日 くるみぱん

【薬剤師必見】咽頭炎の原因の最重要菌!溶連菌感染症の治療と感染後の過ごし方について

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春は環境が変わって子供も体調を崩しやすい季節です。今回は冬から春、梅雨時期にかけて増える溶連菌についてまとめました。

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実は子供から成人まで感染する溶連菌感染症とは?

溶血性連鎖球菌という細菌が原因で起こる感染症です。溶血性連鎖球菌にはα溶血、β溶血、さらにA群、B群、C群などがありますが、一般的に溶連菌と言われるものはA群β溶血性連鎖球菌です。溶連菌の主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。日常の中で発せられる咳やくしゃみなどで感染し、喉の痛みや発熱などの症状が現れます。溶連菌感染症は学童期に多くみられ、3歳以下では特異的な症状がほとんど見られません。また、子供への感染のイメージが強いですが、成人にも感染します。

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溶連菌感染症の主な症状は発疹やイチゴ舌

2〜5日間の潜伏期間ののち、症状が現れます。咽頭痛や発熱といった風邪のような症状です。風邪と違って体や手足に発疹ができたり、イチゴのようなブツブツができるイチゴ舌が見られたりします。一方で風邪でよくみられる鼻汁や咳はみられません。また、インフルエンザの流行シーズンとも被っているときはその鑑別も重要になります。

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国家試験に受かり、薬学生から薬剤師となったくるみぱんさん。現場での実践的なスキルや薬剤師に必要な専門知識をわかりやすくまとめた勉強ノート「くるみぱんの 薬学×付箋ノートBOOK」は、Instagramでも大人気。薬剤師くるみぱんさんの、ためになる勉強ノートをご紹介します。
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