薬剤師くるみぱんの勉強ノート

更新日: 2023年5月28日 くるみぱん

代替薬の考案時に確認したい菌種ごとに異なる整腸剤の違いについて

代替薬の考案時に確認したい菌種ごとに異なる整腸剤の違いについての画像1

下痢や便秘、腹部膨満感などお腹の様々な不調を改善してくれる整腸剤。私の場合、患者さんに説明するときはどれも「整腸剤です。」という説明になりがちですが、実際どのような違いがあるのでしょうか。

整腸剤とは

整腸剤とは酢酸や乳酸などを産生することで腸内pHを低下させ、有害細菌の増殖を抑えるとともに有用菌の増殖を促す製剤です。大きく生菌製剤と耐性乳酸菌製剤に分けられます。生菌製剤は同一の適応で、製剤同士を直接比較した臨床試験は行われておりません。

代替薬の考案時に確認したい菌種ごとに異なる整腸剤の違いについての画像2

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整腸剤の成分の違い

整腸剤はいくつかの菌種に分けられます。

ビフィズス菌

ラックビー錠、ラックビー微粒N、ビオフェルミン錠剤、ビオフェルミン散剤、ビフィズスゲン散
→乳酸と酪酸を産生します。ビオフェルミン散剤は2022年12月に発売され始めたばかりの製剤です。

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国家試験に受かり、薬学生から薬剤師となったくるみぱんさん。現場での実践的なスキルや薬剤師に必要な専門知識をわかりやすくまとめた勉強ノート「くるみぱんの 薬学×付箋ノートBOOK」は、Instagramでも大人気。薬剤師くるみぱんさんの、ためになる勉強ノートをご紹介します。

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