熱性けいれんの症状とは?「ジアゼパム坐剤」の予防投与法も確認
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急な発熱に伴って起こる熱性けいれん。日本での有病率は3.4~11%(文献によって差あり)で特別珍しいものではありません。ガイドラインをもとに症状や治療についてまとめました。
「熱性けいれん」とは?
熱性痙攣とは『熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023』において、「おもに生後6ヵ月から満60ヵ月までの乳幼児期に起こる、通常は38℃以上の発熱に伴う発作性疾患(けいれん性、非けいれん性を含む)」とされています。
髄膜炎など明らかな発作の原因があるものや、てんかんの既往があるものは除外されます。なお、満60ヵ月(=満5歳)を超えていても、年齢以外当てはまっていたら熱性けいれんとして対応されますが、繰り返すような場合は「熱性けいれんプラス」や「てんかん」の可能性を考慮しなければなりません。