慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)の治療と薬剤について
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高齢化に伴い、慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)の患者は増えており、成人の8人に1人とも言われています。疾患の概要や治療薬についてまとめました。
慢性腎臓病 CKDの定義は?
CKDは次の①か②、もしくは両方が3カ月を越えて持続する状態と定義されています。
①尿異常、画像診断、血液検査、病理診断で腎障害の存在が明らか、特に 0.15 g/gCr 以上の蛋白尿(30 mg/gCr 以上のアルブミン尿)の存在が重要
②GFR<60 mL/分/1.73m2
慢性腎臓病 CKDの重症度は?
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重症度は原疾患・GFR 区分・蛋白尿区分を合わせたステージによって判断され、死亡や末期腎不全、CVD 死亡発症のリスクを4段階で評価しています。GFR(mL/分/1.73m2)区分はG1〜G5まであります。
G1:正常または高値 GFR≧90
G2:正常または軽度低下 GFR 60~89
G3a:軽度~中等度低下 GFR 45~59
G3b:中等度~高度低下 GFR 30~44
G4:高度低下 GFR 15〜29
G5:高度低下〜末期腎不全 GFR<15