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薬剤師くるみぱんの勉強ノート

更新日: 2024年6月17日 くるみぱん

慢性腎臓病(CKD)治療薬「HIFーPH阻害薬」「リン吸着薬」について知ろう

新米薬剤師くるみぱんの勉強ノートの画像 慢性腎臓病(CKD)の治療薬「HIF-PH阻害薬」と「リン吸着薬」の特徴

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慢性腎臓病(CKD)に使われる治療薬のうち、今回は「HIF-PH阻害薬」と「リン吸着薬」についてまとめました。

慢性腎臓病CKDの症状:腎性貧血

CKDでは腎臓がエリスロポエチン(EPO)を十分に産生できない状態になっています。EPOには赤血球の前駆細胞に作用して赤血球の産生を促進させる役割があるため、EPOの産生量が減ると貧血となってしまいます。

「HIF−PH阻害薬」の作用機序

EPOの転写を促進する低酸素誘導性因子(HIF)はHIF-PHによって水酸化され、その後分解されます。

HIF-PHを阻害するとHIFが分解されずに転写が促進されてEPOの産生が増えます。

慢性腎臓病CKDの腎性貧血の治療薬「HIF−PH阻害薬」の作用機序と種類

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「HIF−PF阻害薬」の飲み方

1日1回服用するエナロイ、ダーブロック、バフセオ、マスーレッドと週3回服用するエベレンゾがあります。

1日1回製剤の中で、エナロイは食前または就寝前(食後投与では血中濃度が低下するため)、マスーレッドは食後とされています。週3回製剤であるエベレンゾは月・水・金のように2〜3日に1回の間隔で週3回服用します。

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国家試験に受かり、薬学生から薬剤師となったくるみぱんさん。現場での実践的なスキルや薬剤師に必要な専門知識をわかりやすくまとめた勉強ノート「くるみぱんの 薬学×付箋ノートBOOK」は、Instagramでも大人気。薬剤師くるみぱんさんの、ためになる勉強ノートをご紹介します。

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