尋常性疣贅(イボ)の代表的な治療法を確認しよう
イボには、子供にできやすいものや高齢者にできやすいものなどいろいろな種類があります。今回は、皮膚科で多く扱われるイボ「尋常性疣贅」についてまとめました。感染経路や症状のほか、「尋常性疣贅」診療ガイドラインから代表的な治療法を3つピックアップして紹介します。
原因から分類される「イボ」の種類
イボはウイルス性のものと加齢や摩擦などによるものに分けられます。
ウイルス性のものの中には、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因の「疣贅」と伝染性軟属腫ウイルス(molluscum contagiosum virus)が原因の「伝染性軟属種(水いぼ)」があります。
さらに、HPVによるものは典型例や非典型例、特殊型などさまざまです。
尋常性疣贅(イボ)の疫学とは?
小児に多くみられます。
また、世界中で調査が行われていますが、男性の方が多いとする報告がある一方で、性差はないとする報告もあります。
尋常性疣贅(イボ)の感染経路について
主にヒトからヒトへの直接的な接触により、傷口から感染します。
ただし、間接的な接触での感染も報告されており、温泉施設やプール、ジムなどの公共施設での感染が挙げられています。
尋常性疣贅(イボ)の典型的な症状
尋常性疣贅の典型例では表面がザラザラしていて硬く盛り上がったイボができます。
直径は数mm〜1cmほどです。手足を中心に、ひとつだけ出現することも複数出現することもあります。