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薬剤師くるみぱんの勉強ノート

更新日: 2024年11月18日 くるみぱん

亜鉛欠乏症とは?亜鉛補充薬剤の特徴と副作用

亜鉛欠乏症とは?亜鉛補充薬剤の特徴と副作用のメイン画像

前回、亜鉛欠乏症の原因や症状についてまとめました。今回は亜鉛補充に用いられる薬剤についてです。今年発売開始された新規薬剤もあるので、確認しましょう!

亜鉛欠乏症での亜鉛の補充は50~150㎎/日

亜鉛欠乏症の亜鉛投与量は、学童期~成人は1日50〜150mg、幼児は1日25〜50mgを推奨

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亜鉛欠乏症の診療指針において、亜鉛含有量の多い食事を積極的に摂るように推奨されています。それでも亜鉛が不十分な場合に亜鉛製剤での薬物治療が行われます。

投与量としては、学童期から成人では1日50〜150mg、幼児では1日25〜50mgの投与が推奨されています。

亜鉛欠乏症の薬/酢酸亜鉛(ノベルジン):小児での用量調節が可能

酢酸亜鉛は体重30kg未満の小児が使える亜鉛補充薬

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【適応】低亜鉛血症、ウィルソン病
【低亜鉛血症の用法用量】1日2回食後に投与します。成人と体重30kg以上の小児、体重30kg未満の小児、体重10kg未満の小児でそれぞれ最大投与量が決められています(画像参照)。
【亜鉛含有量】25mg錠=亜鉛25mg、50mg錠=亜鉛50mg、顆粒5%=亜鉛50mg /1g

低亜鉛血症への適応を最初に獲得した薬剤です。顆粒もあり、小児での用量調節が可能です。

ウィルソン病で服用する場合には、疾患の重篤性を鑑み、食事での吸収の影響を避けるため「食前1時間以上または食後2時間以上あける」と厳密に用法を設定しています。

一方、消化器系の副作用を避けるために「食後」になっています。

亜鉛欠乏症の薬/ポラプレジンク(プロマック):消化器系の副作用の頻度が低い

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くるみぱん

国家試験に受かり、薬学生から薬剤師となったくるみぱんさん。現場での実践的なスキルや薬剤師に必要な専門知識をわかりやすくまとめた勉強ノート「くるみぱんの 薬学×付箋ノートBOOK」は、Instagramでも大人気。薬剤師くるみぱんさんの、ためになる勉強ノートをご紹介します。

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