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薬剤師くるみぱんの勉強ノート

更新日: 2025年4月3日 くるみぱん

【薬剤師向け】褥瘡(床ずれ)ってどんな症状?①基礎編

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高齢化に伴って「褥瘡(床ずれ)」のリスクのある患者さんが増えてきています。今回は、日本褥瘡学会のガイドラインをもとに、予防方法や治癒の経過についてまとめました。

褥瘡(床ずれ)ってどんな症状?

褥瘡は、長時間同じ姿勢でいることにより、皮膚やその下の組織に持続的な圧迫が加わり、血流障害が起こることで発生する皮膚トラブルです。特に寝たきりの患者さんや、体の動かしにくい方に多く見られるため、予防と早期対応が非常に大切とされています。

褥瘡(床ずれ)のできやすい部位や予防に必要なこと。

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褥瘡(床ずれ)になりやすい人の特徴とは?

日本褥瘡学会のガイドラインでは、褥瘡のリスクとして、体位変換が困難なこと、栄養状態の低下、皮膚の乾燥や過度の湿潤状態などが挙げられています。

また、うっ血性心不全や糖尿病、骨盤骨折、脳血管疾患などの疾患も褥瘡になりやすいため注意が必要です。

褥瘡(床ずれ)の重症度分類はどのように判断する?

褥瘡の重症度分類にはNPUAP/EPUAP分類やDESIGN-R2020が用いられることが多いです。

NPUAP/EPUAP分類では、消失しない発赤が見られるステージⅠ、皮膚の部分欠損が認められるステージⅡ、真皮を超えて皮下組織にまで損傷が及ぶステージⅢ、皮膚全層および骨や筋肉にまで影響を及ぼすステージⅣ、皮膚が紫色や栗色に変化する「深部組織損傷(DTI)疑い」、壊死組織によって深達度が判定できない「判定不能」に分けられています。

褥瘡(床ずれ)のできやすい部位はどこ?

褥瘡は、特に骨が皮膚に近い部位に発生しやすいとされています。

具体的には、仙骨部が最も報告が多く、他にかかと、坐骨部や肩甲骨周辺などが代表的な部位です。その他、肘、頭部、足関節周辺なども、体重が集中しやすく圧迫が起こりやすい場所です。

これらの部位は、長時間同じ姿勢でいると圧力がかかり続け、局所の血流が悪くなるため、早期に対策を講じることが重要になります。

褥瘡(床ずれ)にならないための工夫とは?

褥瘡の発生を未然に防ぐためには、まず体位変換が基本となります。

一般的には、2時間ごとの体位変換が推奨されており、これにより同じ部位への圧迫を避けることが可能です。また、体圧分散マットレスやクッションの使用は、局所にかかる負担を軽減する上で非常に有効です。

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くるみぱん

国家試験に受かり、薬学生から薬剤師となったくるみぱんさん。現場での実践的なスキルや薬剤師に必要な専門知識をわかりやすくまとめた勉強ノート「くるみぱんの 薬学×付箋ノートBOOK」は、Instagramでも大人気。薬剤師くるみぱんさんの、ためになる勉強ノートをご紹介します。

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