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薬剤師くるみぱんの勉強ノート

更新日: 2025年6月4日 くるみぱん

薬剤師の現場で役立つ!機能性ディスペプシア(FD)の治療薬の知識

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機能性ディスペプシア(FD)は命に関わる病気ではありませんが、QOLを大きく下げてしまうこともある疾患です。どのような疾患なのか、ガイドラインで推奨されている治療薬は何かをまとめました。

機能性ディスペプシア(FD)とは?疾患の概要

機能性ディスペプシア(FD)とは、原因となる疾患がないのに腹部症状を呈する疾患

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機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia:FD)とは、胃の痛みや不快感、もたれ、早期満腹感などの「上腹部の症状」があるにもかかわらず、内視鏡などの検査で明らかな器質的異常(潰瘍やがんなど)が見つからず、代謝性疾患(糖尿病や脂質異常症など)もない状態を指します。

FDは、ストレスや食生活、胃の運動機能の異常、胃酸の分泌異常、知覚過敏など、複数の要因が関係すると考えられています。健康診断を受けた人のうち11~17%、上腹部症状で受診した人のうち45~53%にFDがみつかるとされ、決して珍しい病気ではありません。

機能性ディスペプシア(FD)は2つのタイプに分類される

機能性ディスペプシア(FD)には、食後愁訴症候群と心窩部痛症候群に分類される

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日本消化器学会ガイドラインでは、FDは以下の2つのタイプに分類されます。

1、食後愁訴症候群(postprandial distress syndrome:PDS)
 →食後のもたれ感や早期満腹感が中心のタイプ

2、心窩部痛症候群(epigastric pain syndrome:EPS)
 →胃の真ん中あたりの痛みや灼熱感が中心のタイプ

機能性ディスペプシア(FD)の治療薬を知ろう

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くるみぱん

国家試験に受かり、薬学生から薬剤師となったくるみぱんさん。現場での実践的なスキルや薬剤師に必要な専門知識をわかりやすくまとめた勉強ノート「くるみぱんの 薬学×付箋ノートBOOK」は、Instagramでも大人気。薬剤師くるみぱんさんの、ためになる勉強ノートをご紹介します。

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