血圧143/87で「まぁいいか」はダメの時代へ
専門医による人気動画「Dr.長澤の腎臓領域すっきりレクチャー」を記事でも読めるようにしました。今回のテーマは「実践的な高血圧治療」についてです。専門的な知見を元に解説します。
回答する医師 長澤 将
東北大学 腎臓高血圧内科 准教授
臨床上「もったいなかった」血圧の考え方
これまでの臨床では、血圧が143/87mmHgの患者さんに対し、「元気そうだし、まぁいいか」と判断されることがありました。しかし、すべての人において血圧を140/90mmHg未満にコントロールすることのメリットは大きく、この考え方は臨床的に「もったいなかった」といえます。
今回は、2025年のガイドライン改訂を背景に、143/87mmHgを「まぁいいか」とするのがダメな時代になった理由と、実践的な高血圧治療の考え方について解説していきます。