薬の作用機序をマンガで学ぼう~おやすみんのおくすり処方されました~

更新日: 2024年5月2日 おやすみん

糖尿病治療薬「ツイミーグ」の作用機序

糖尿病治療薬「ツイミーグ」の作用機序メインの画像1

薬の作用機序を理解していると、患者さんへの服薬指導の際にしっかりと説明することができます。しかし、お薬の中には、薬の専門家である薬剤師さんでも作用機序が複雑と感じるものがあります。

そんな薬をピックアップして、体内で起こることをキャラクター化して説明します。

今回は糖尿病治療薬「ツイミーグ」について解説いたします!

糖尿病治療薬「ツイミーグ」の作用機序の画像1

青白さんは甘いものが大好き。
食欲の赴くままに食べていると・・・

糖尿病治療薬「ツイミーグ」の作用機序の画像2

後日、糖尿病の診断をされてしまった青白さん。
治療薬としてツイミーグを処方されました。
このお薬がどのようにして効果を発揮するのか見ていきましょう。

糖尿病治療薬「ツイミーグ」の作用機序の画像3>

<h2 class=インスリン分泌が低下

血糖値が高くなると、脳からの指令により膵臓からのインスリンの分泌が起こります。
通常はこれで血糖値が下がるはずですが、どうやら膵臓が疲れている様子。
インスリンが少ししか分泌されませんでした。

糖尿病治療薬「ツイミーグ」の作用機序の画像4

インスリンの働きも低下

少ししか分泌されなかったインスリンですが、グルコースとともに血液に乗って働ける場所を探しています。

すると、グルコースを消費してくれる筋肉を発見。
グルコースの吸収を働きかけますが、筋肉はインスリンの呼びかけに反応してくれません。
筋肉も元気がない様子。糖尿病では他にも肝臓など、様々な臓器・組織で異常が起きているようです。

糖尿病治療薬「ツイミーグ」の作用機序の画像5

ATP産生を司るミトコンドリアの異常が原因

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おやすみん
おやすみん

かがくイラストレーター。薬学部卒。有機化学の研究室出身。分子や実験器具をキャラクターにした「そるべんつ」をSNSで投稿中。化学版フリー素材のサイト「かがくイラスト」を運営中。

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