薬剤師“だからこそ”知っておきたい「お金」の話

更新日: 2024年7月29日 木元 貴祥

薬剤師がNISAを始めるとき。投資信託商品の上手な選び方を解説!

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この記事でわかること!
  • ☞投資信託商品を選ぶポイントは3つ
  • ☞1つめのポイント「手数料の安さ」をNISAは満たしている
  • ☞投資初心者は、目安0.2%未満の信託報酬の商品を選ぶといい
  • ☞ NISAの購入・積み立てランキングを確認するのも一手

NISAで投資信託商品を毎月積み立てることで実現可能です。とはいっても、NISAで購入できる投資信託の商品は多数あります(NISAのつみたて投資枠で購入可能な商品数は300種類ほど)。今回は、実際に投資信託商品を選ぶ際のポイントを解説していきましょう。

NISAで購入できる投資信託商品の選び方

投資信託商品を選ぶコツは以下の3点です。

  1. 手数料の安い商品を選ぶ
  2. インデックスファンドを選ぶ
  3. 複数の国と資産に分散されている商品を選ぶ

順に解説していきましょう。

手数料の安い商品を選ぶべし

2000年代初頭までのかつての投資信託は、例え運用で利益が出ていても、「販売手数料」と「信託報酬(≒運用手数料)」によって、投資家への還元は微々たるものという印象でした。

そのため、株価下落などのリスクのほうが上回ると判断し、投資信託に対して消極的な人が多かったですね。NISAのつみたて投資枠で購入可能な投資信託の商品は、基本的に全て販売手数料はゼロ(ノーロード)です。また、最近では信託報酬が低い(0.5%以下)良質な投資信託が増えてきています。

信託報酬が0.1%前後の商品もありますので、初心者が最初に投資信託を購入するのであれば、「信託報酬0.2%未満(0.1%未満ならなおヨシ)」のものから選べばよいでしょう。次項で解説するインデックスファンドであれば、ほとんどの商品が信託報酬0.2%未満です。

インデックスファンドを選ぶべし

投資信託には大きく分けて「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2つのタイプ(表1)があります。インデックスファンドとは,とても簡単にいうと「株の大企業セット」とお考えください。

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木元 貴祥
きもと たかよし

薬剤師/FP3級/株式会社PASSMED 代表取締役(Xアカウント:@passmed_kimoto)。 1986年生まれ。大阪薬科大学(現、大阪医科薬科大学)卒。 現在は看護師国家試験対策予備校WAGON で講師を行う傍ら、「新薬情報オンライン(https://passmed.co.jp/di/)」「メディカルタックス(https://passmed.co.jp/setsuzei/)」「薬剤師トップエージェント(https://passmed.co.jp/topagent/)」「パスメド薬学部試験対策室(https:/ /passmed.co.jp/pharmacy/)」などのサイト運営や執筆業に取り組んでいる。 主な著書は『薬剤師国家試験のための薬単 試験にでる医薬品暗記帳』『薬剤師国家試験のための病単 試験にでる病気まとめ帳』(いずれも秀和システム)、『薬の使い分けがわかる! ナースのメモ帳』(メディカ出版)、『薬剤師になったら最初に読みたい 大学で教えてくれなかったお金の本』(じほう)、『新薬情報オフライン 新薬の特徴がよくわかる! 既存薬との比較と服薬指導のポイント』(金芳堂)。

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