認定実務実習指導薬剤師とは?取得方法とメリット
認定実務実習指導薬剤師とは?その役割も解説
「認定実務実習指導薬剤師」は、公益財団法人日本薬剤師研修センターによる認定です。
薬局や病院での薬学生実務実習の受け入れにおいて、指導の統括的な役割を担います。
数ある認定資格の中でも、専門的領域についての勤務歴や論文・学会発表の条件がないため、小さな薬局やドラッグストア等の薬剤師でも目指しやすい認定と言えます。
認定を取得するメリット・強み
薬学生の実務実習を受け入れることができるようになり、地域の薬剤師会との接点が増えます。
もっていると有利になる認定というよりは、地域に根ざして働く薬剤師が、後進の指導という社会貢献活動を行うための認定というニュアンスが強いです。薬学生を指導するためには、日頃の自分の業務の意味や手順を言葉で伝える必要があるため、業務について深く向き合う機会にもなります。それにより業務改善につながることもあります。
「認定実務実習指導薬剤師」は、こんな人向け
すでに地域に出て幅広い活動をしている
薬学生の指導を通して社会に貢献したい
論文・学会発表などの条件が厳しくない認定を目指したい
領域 | 更新年 | 勤務歴 | 試験 | 論文 | 学会 | 症例報告 | 薬局薬剤師 |
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多分野 | 6年ごと | 実務経験5年 勤務歴継続して3年 勤務時間週3日20時間以上 |
- | - | - | 更新時 | ◎ |
認定実務実習指導薬剤師の詳細
認定団体:公益財団法人日本薬剤師研修センター
申請に必要な資格:
- 薬剤師の国家資格
- 薬剤師として5年以上の実務経験かつ3年以上継続した実務経験
- 病院または薬局での勤務時間が1週間当たり3日以上かつ20時間以上
- 以下の認定を持っていることが望ましい(必須ではありません)
公益社団法人日本薬剤師会生涯学習支援システム(JPALS)
一般社団法人日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師